俳優の藤木直人、女優の小池栄子、和久井映見らがこのほど、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』(毎週火曜21:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、22日に放送される。

  • 藤木直人(左)と小池栄子=カンテレ提供

まずは、主人公・桃子(有村)が働くホームセンターの撮影で、桃子の恋人・真人(林遣都)の先輩・悟志を演じる藤木がクランクアップ。最終話の予告映像では、悟志が日南子(小池栄子)にプロポーズする映像が流れたが、まさにそのシーンをもってクランクアップとなった。

有村、小池ら出演者からの拍手に包まれた藤木は「皆さんお世話になりました。今年、年男の48歳。ひょっとしたら最後のプロポーズだったかもしれません(笑)。最後のプロポーズが『姉ちゃんの恋人』で、そして相手が小池さんで本当に良かったと思っています」と、最後のシーンを振り返ってコメント。また、「大変な中での撮影で、ここまで来られたことを本当にうれしく思っています。明日からドキドキしながら体温を測ることもないと思うとホッとしています(笑)。本当にありがとうございました!」と、約3カ月にわたる撮影を無事に終えられたことにホッとした胸の内を明かした。

続いて、小池もクランクアップ。撮影を振り返り、「すごく優しくてあたたかくて和やかな現場で、『居心地いいな~』と思いながら、ぬくぬくした気持ちでやらせていただきました。最初台本を読んだとき、どういうふうに演じたらいいのかなと思って、あまりチャレンジしたことがない役柄だったので手探りでやってきましたが、結果、視聴者の方から日南子も応援していただける形になったのでよかったなと思います」と、職場では姉御肌、恋すれば乙女な日南子を感情豊かに演じた感想を語った。

さらに、「そして、何より架純ちゃんが立派でした! この空気感は架純ちゃんが座長だから出てる空気なんだなと思いますし、すごく癒やされました。皆さん、ありがとうございました!」と、座長を務めた有村へ賛辞を送った。

その後、藤木と小池と共に、紺野まひる、阿南敦子、那須雄登、スミマサノリ、井阪郁巳といったホームセンターの登場人物を演じた出演者たちもクランクアップ。まだ撮影を残す有村と共に、最後は全員で記念写真を撮影した。

そして、真人の母・貴子を演じた和久井、貴子が働く弁当屋の主人・藤吉を演じたやついいちろう、桃子の叔父で真人の保護司・菊雄を演じた光石研もクランクアップ。息子が罪を犯し、夫が自ら命を絶ったなかでも懸命に生きる貴子を明るく切なく演じた和久井は「今回の役は本当に難しくて、ワンシーンごとに『なんて難しいんだろう』と思いながらの撮影でした。でも、真人君とのシーン、桃子さんとのシーン、そして藤吉弁当でのシーン…皆さんと少しずつ出会えて、最後の最後にこうやってたくさんの方々とご一緒できて。寂しさもありますが、現場での、皆様のあたたかさの中、本当に幸せな日々でした。本当に、ありがとうございました」とコメントした。