スズキは12月4日、小型乗用車「ソリオ」「ソリオ バンディット」を全面改良し、発売する。

  • 「ソリオ HYBRID MZ」

「ソリオ」「ソリオ バンディット」はコンパクトで取り回しの良いボディーと広い室内空間を両立し、後席両側スライドドアや前後左右ウォークスルーの採用、乗り降りのしやすいレイアウトなど、使い勝手の良さに優れたコンパクトハイトワゴン。

今回の全面改良では、取り回しの良さは維持しつつ、車体サイズの拡大によって広い居住空間に加えて荷室空間も拡大。ダイナミックかつ洗練されたエクステリアと心地よく上質なインテリア、新機能を採用し、さらに向上した使い勝手と快適性なども加わった。また、マイルドハイブリッドと1.2L 4気筒エンジンの搭載で、優れた燃費性能と力強い走りを実現した。

  • 「ソリオ バンディット HYBRID MV」

安全面では、同社の予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」をさらに進化させ、運転に必要な情報を見やすく表示するカラーヘッドアップディスプレイを同社の小型車で初採用した(「ソリオ G」「ソリオHYBRID MX」を除く)。

また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)には全車速での追従機能を追加したほか(「ソリオ G」及び「ソリオHYBRID MXスズキ セーフティ サポート非装着車」を除く)、6エアバッグを全車に標準装備し、安全機能をより充実させた。

さらに、予約ロック機能を追加したパワースライドドア、同社小型車初のスリムサーキュレーターの採用など(「ソリオ G」「ソリオHYBRID MX」を除く)、使い勝手と快適性も高めた。ボディーには、ルーフパネルとルーフメンバーの接合部に高減衰マスチックシーラーを採用し、こもり音や雨音を低減したほか、操縦安定性をさらに高める構造用接着剤の採用により、乗り心地や静粛性を向上させている。

なお両モデルは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)認定車」に該当する。

メーカー希望小売価格(税込)は、「ソリオ」が158万1,800円〜214万8,300円。「ソリオ バンディット」は200万6,400円/213万1,800円。