俳優の赤楚衛二と、お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信が、あす20日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜23:00~)に出演する。

  • 赤楚衛二=フジテレビ提供

オープニングでは、小宮が話し始めるや否や、メーンキャスターのアリタ哲平(有田哲平)が小宮の滑舌の悪さを指摘。さらに解説員の齋藤孝氏や出口保行氏から「笑いの取り方が古い」「報道番組をなめるな」などと追い打ちをかけられ、小宮は戸惑いを隠せない。一方、初出演の赤楚が「今、気になっているニュースは少子化の問題」と話しだすと、出演者一同から賛辞の嵐が。露骨すぎるほどのアウェーな空気に、小宮は早くも不安におののき始める。

特集のテーマは、「激論!令和時代の教育の在り方」。現在、わが国では学校教育のデジタル化が着々と進んでいる。全国の大半の公立小中学校では、今年度中にPCやタブレット端末などが1人1台支給される見通しで、これによって子どもたちは、独自の視点で情報を収集し、それを共有することで多くの知識を得られるようになるという。そこで今回は、これからの教育で養うべき能力について徹底討論していく。

齋藤解説員は、子どもたちが身につけるべき力のひとつとして「検索力」が重要だと主張。それを受けて、スタジオでは、赤楚vs小宮の検索力対決を実施することに。かくして、難しい漢字の読み方や、1枚の風景写真から場所を特定できるかといった問題が出され、2人はネット検索のみで答えを探し、正解するまでの速さを競い合う。

すると案の定、赤楚が的確な検索力を発揮して連戦連勝。小宮は、アリタたちからすっかりポンコツ扱いを受け、過酷な罰ゲームにも挑戦させられてしまう。しかし、検索力対決で「小宮浩信がテレビで披露したギャグを5つ挙げなさい」というお題が出されると、何やら怪しい雲行きに。赤楚が検索中に偶然開いた、とあるネット記事をきっかけに、スタジオがざわつき始め、ついには番組のプロデューサー陣が現れて、出演者を呼び出し…。

そしてここから、小宮が「みんな性根が腐ってるな!」とあきれ返る、悪夢のような番組収録がスタートする。

収録を終えた赤楚は「この番組に出ることが夢のひとつでした。だから今回も、すごく楽しみにしてたんですけど、台本をいただいた瞬間、急に怖くなってきちゃって…。台本を読んだら、僕が真面目にしっかり話さないと、番組が成立しなくなってしまうような内容だったので、これは絶対に、セリフをかんだり、言い間違えたりできないなって。そんな不安を抱えながらずっと過ごしていたので、収録が終わったときは、ものすごい開放感がありました。『終わったぁ~!!』って(笑)」と感想をコメント。

番組に参加して、「台本にのっとって、しっかり作り込まれていることにも驚きましたし、本番が始まったら、途中で止めずに一連の流れを一気に撮るという、舞台劇みたいな作り方にもびっくりしました。緊張感だったり、生っぽさだったり、この番組の独特の空気感は、こうやって作られているんだなって。だから僕自身、今後はこの番組の見方が変わるかもしれないです。あと、過去の放送も見直したくなりました。より深く楽しめるんじゃないかと思うんですよね」と、ますます『脱力タイムズ』のファンになったようだ。

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