すき家は11月4日、「牛すき鍋定食」ほか牛すき鍋シリーズ全4商品の発売を開始する。1月下旬に販売終了を予定している。
同店はこのほど、アルミ素材を使用した、鍋商品で初の"テイクアウト専用容器"を導入。ガスコンロやIH調理器で、容器ごと直接火にかけられるようになった。およそ2分間の過熱でお鍋がグツグツしてくるとのこと。
新容器導入の裏には、昨今の外出自粛という状況下のなかでもアツアツの鍋をおうちで楽しんでほしい、そんな思いが込められているのだという。このたび試食会にお邪魔してきたのだが、商品はテイクアウト容器で運ばれてきた。
発売されるのは「牛すき鍋定食」(税込780円)「キムチーズ牛すき鍋定食」(税込890円)「麻辣牛火鍋定食」(税込840円)「あさり牛火鍋定食」(税込940円)の全4種類。「麻辣牛火鍋定食」は今年登場した新メニューだ。
▼初登場は横濱中華飯店シリーズの新商品「麻辣牛火鍋定食」
こちらはすき家で販売されている"横濱中華飯店シリーズ"に追加される一品。2種の唐辛子で味付けした特製スパイスオイルと、8種のスパイス・3種の唐辛子・山椒で味付けした鶏がらベースの特製スープを使用している。
別添えのすき家特製後がけ麻辣スパイスを加えると、さらにシビれる辛さプラスされるということなので、辛い物好きはぜひ試してみてほしい。
▼「キムチーズ牛すき鍋定食」
「キムチーズ牛すき鍋定食」は、「牛すき鍋」にキムチとチーズを合わせた商品。牛肉や野菜の旨み、まろやかなチーズのコクが溶け込んだ特製割り下の味わいに、キムチの酸味とピリ辛さがアクセントを加えているという。
▼「あさり牛火鍋定食」
「あさり牛火鍋定食」(税込940円)は、独自のスパイスの配合にこだわった「麻辣牛火鍋」に、相性の良いあさりを合わせた商品。シビ辛の火鍋が牛肉とあさりの旨みを引き立たせる一品。
■王道「牛すき鍋」は、卵が2個もついてくる贅沢な一品
私が実食しきたのは「牛すき鍋定食」(税込780円)。運ばれてくると卵がふたつもついている、まずそこで驚いた。
同商品は2018年になったタイミングで、お肉と野菜を25%UPしたのだという。その開発下において、チーム内で「あれ、卵足りなくない? 」といった話が出た結果、卵を追加したそうだ。卵は各々専用の容器とビニール袋に入れられており、帰り道に割ってしまうような心配は無用。
ガスコンロに乗せて火にかけるとすぐに鍋がグツグツし始め、たれの甘い香りが食欲をそそる。そしてあっという間に火が通って食べごろだ。
まずはなんといっても「牛肉」から。卵を絡める前に、一度スープの味だけでいただいた。「牛すき鍋」で使われている牛肉は、通常の牛丼よりもお肉が厚めにカットされているのだという。脂身までスープの味が染み込んでいて、絶妙な甘さと旨味を感じられた。これが780円で味わえるのは非常に贅沢だ。
そして卵にも絡めて実食。卵のまろやかさと牛肉の味わいが全身に染み渡る。これなら肌寒い日の一人暮らしの晩餐でも、心がほっとあったまるなと物思いにふけってしまった。
また「牛すき鍋」には、厚生労働省が「健康日本21」にて目標値として定めた1日当たりの野菜摂取量を参考に、半日分の野菜が入っているのだという。仕事帰りに野菜を摂取したいという人にも、ぜひおすすめしたい。
うどんや野菜、豆腐にもスープがしっかりと染み込んでおり、最後まであっという間に食べきってしまった。おうち時間だけでなく、仕事が長引いた会社帰りには特におすすめだ。
■食後にはデザートも、11月4日に発売する新商品
また食後には11月4日より『SUKIYA SWEETS』として発売する「完熟バナナのチョコチップアイス」(税込180円)「ホットハニーレモネード」(税込190円)をいただいた。
「完熟バナナのチョコチップアイス」は甘すぎないバナナアイスにチョコレートソースとチョコチップが混ざりあった、食感も楽しい一品。「ホットハニーレモネード」は優しい甘さにホッとする、寒い冬にぴったりなホットドリンクだった。
なお、「ホットハニーレモネード」は2月下旬まで、「完熟バナナのチョコチップアイス」は3月下旬までの販売を予定している。
家でもおいしいテイクアウト料理を楽しみたいと思っている人は、ぜひ一度その味を堪能してほしい。