oricon MEは10月28日、2020年オリコン顧客満足度調査として行った「スマホ決済サービス」の利用実態の結果を発表した。調査は6月5日~11日、1カ月に1回以上スマホ決済サービスを利用する18~84歳の男女4,402名を対象にインターネットで行われた。

  • スマホ決済による1回あたりの平均支払利用金額

    スマホ決済による1回あたりの平均支払利用金額

スマホ決済サービスを使い始めた理由を聞いたところ、「新型コロナウイルス感染予防」は1.8%と少数にとどまり、「ポイントが沢山貯まるから」(32.2%)や「現金を出すのが面倒だから」(29.9%)が上位に。

利用頻度については、「週に3日以下」(29.2%)や「週に1日程度」(24.0%)という人が多かったほか、「ほぼ毎日」(9.3%)と言う人も1割程度見られた。

1回あたりの平均支払い金額は、「500円~600円未満」(22.6%)や「1000円~1500円未満」(22.0%)に回答が集中。「1万円以上」の高額利用者はわずか1.8%だった。

  • 最もよく利用しているスマホ決済サービス

    最もよく利用しているスマホ決済サービス

最もよく利用しているスマホ決済サービスを聞いたところ、「楽天ペイ」(15.2%)がトップに。次いで「PayPay」(15.1%)、「LINE Pay」(10.7%)、「楽天Edy」(10.6%)、「d払い」(10.5%)と続いた。

年代別にみると、10代・20代では「LINE Pay」や「メルペイ」の利用者が多く、利用者のコメントから、他サービスとの連携している点が支持を得ていることがうかがえる結果に。

一方、30代・40代では「楽天ペイ」が、50代・60代では「PayPay」がトップに。また、「モバイルSuica」と「楽天Edy」に関しては年代が上がるにつれて利用が多くなる傾向が見受けられ、利用者のコメントから、アプリを起動することなく簡単に利用できる点が評価されていることがわかった。