フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、“やり直したい”人と彼を支援する人を追った『母の涙と罪と罰 2020 前編 ~元ヤクザ マナブとタカシの5年~』を、25日に放送する。

  • 『ザ・ノンフィクション』より

前科者、元ヤクザ、薬物依存、そこから抜け出し、やり直したい人々…そんな彼らを支えることに人生をかけている遊佐学さん(45)。自身も元ヤクザで、覚せい剤で逮捕された前科がある。服役した学さんを故郷の母は信じて待っていてくれた。家族に支えられて、新しい人生を歩み始めることができたのだ。

「必ずやり直せると誰かに信じてもらうことが力になる」…今度は自分が誰かの支えになってあげたい。依存症の回復施設で働き始めた学さんだが、突然クビになってしまう。

取材を始めた2016年、学さんは教会に住み込み、そこでヤクザを辞めて社会復帰を目指す青年・タカシさん(当時28歳)の面倒を見ていた。人生をやり直したいと願うタカシさんは、介護施設で働くものの長続きせず、部屋に引きこもってしまう。そしてある日、覚せい剤に手を出し、逮捕されてしまった。釈放されたタカシは、その後どんな生き方を選ぶのか…。

一方、仕事を失ってしまった学さんの生活は苦しくなっていくばかり。しかしそんな中で、学さんは新たな元受刑者の支援を決意する。過去に覚せい剤の使用を繰り返す、12回の逮捕で計30年間を刑務所で過ごした高齢男性を自宅で引き受けるのだが…。

学さんとタカシさんの5年の物語を、女優・安達祐実のナレーションで追っていく。

(C)フジテレビ