舞台『虎者 NINJAPAN 2020』の公開ゲネプロが10日に東京・新橋演舞場で行われ、ジャニーズJr.のグループ・Travis Japan(宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗)が出席、初日を迎えた意気込みを語った。

  • 左から松倉海斗、吉澤閑也、七五三掛龍也、宮近海斗、中村海人、川島如恵留、松田元太

    左から松倉海斗、吉澤閑也、七五三掛龍也、宮近海斗、中村海人、川島如恵留、松田元太

故・ジャニー喜多川さんが企画・構成を行い、滝沢秀明が構成・演出を引き継いだ同舞台。2019年11月にグループ初の単独公演として初演を迎え、今回新たな公演となる。舞台とショータイムで構成され、壁で行うウォールトランポリンにプロジェクションマッピングを組み合わせるなど、新たな技術を取り入れたパフォーマンスを見せていく。

会場となった新橋演舞場も225日ぶりの公演ということで、宮近は「演舞場さん自体も(コロナ禍で)僕らが初めてということで、しかも僕らもお客さんに会うのが初めて。台風も来てるわけでちょっと大変ですけど、良いように捉えたら、僕らが台風の目になって、渦を巻いていろんなところに羽ばたいていけるような追い風にして行けたらと思います」と意気込む。川島も「本当に光栄なことだよね。200日以上空いた新橋演舞場の最初を務めさせていただくことも本当に大きいことだし、新橋演舞場に7人で立つのは初めてなので、全てに感謝して楽しんで立ちたいと思っております」と心境を表した。

滝沢による公演『滝沢歌舞伎』にも出演していた松田は「僕はジャニーズに入る前に、初めて観たのが、『滝沢歌舞伎』か『(滝沢)演舞城』か、どちらかでした」と曖昧な情報で周囲の笑いを誘う。さらに「(自分は)あっちの方にいて、滝沢くんがダダダダッ、バーン! とフライヤーが……」と続けると、メンバーからも「フライヤー!? フライングね」「からあげになっちゃうから」(宮近)と総ツッコミを受けていた。

同グループには3人「かいと」がいるために、レポーターの「かいとくんはどうですか?」という振りに戸惑う一幕も。指名を受けた松倉は「僕の"かいと"ですか? 初めての演舞場、そして久々の舞台に立てることはすごく光栄だなと思って、自分の魂が今燃え滾って、今すぐに燃えそうです」と熱意を見せる。宮近は「僕は『滝沢歌舞伎』とかを観にくると、ジャニーさんがうなぎをご馳走してくれる。だから、"うなぎが食べれるところ"というイメージ。滝沢くんとSnow Manの皆さんには申し訳ないですけど、うなぎの思い出が強いので、力をつけたい時にみんなで頼んで食べれたらなと思ってますし、うなぎのように皆さんに力を与えられるTravis Japanの舞台『虎者 NINJAPAN』にしたいと思います!」と話を着地させた。

今年の見どころについては、吉澤が「休憩がないので、勢いよくやらせていただいている。新しい刀を使ってのアクションとか、トランポリンも一面でせりで回って、3人のウォールとか初めてやらせてもらう」と明かす。1番トランポリンが上手だという中村は「恐怖はめちゃくちゃあります。押しすぎてトランポリンの後ろの方に行って戻って来れないんじゃないかとか、もし上で蹴れないと下に落ちてくので『怪我しないかな』とか思うんですけど、考えてたらできないので、考えずにやってます。回り始めたら、『もう、これでお客さんを魅了してやろう』という気持ちでやってます」と自分を奮い立たせている様子。

トランポリンの練習は昨年の公演終了後からずっと行っており、川島が「トランポリンジャパンなので!」と表すと、周囲はうまい! と感心するも、川島は「これトランポリンの先生の言葉です! お借りしました!」と説明。また構成・演出の滝沢からの言葉について質問を受けると、七五三掛は「舞台上での主演らしい立ち方とかを指導していただきました。こんな感じ」と再現して見せた。

「Travis Japanとしての夢」を聞かれた宮近は、「個人としても目標はたくさんあるんですけど、この舞台を通して色んな方に夢を届けたい。Travis Japanと聞いただけでハッピーな気持ちになるようなグループ、ワクワクする気持ちを与えられるグループになれたらなと思います」と語る。「個人個人でもそうですし、グループでもいろんな仕事をもっとしていって、そういうグループという認知も広げていって、そういう肩書がつけばいいなと思うので、僕らも元気に皆さんに幸せやプラスの気持ちを届けたいなと思っております」と今後の展望を示した。

公演は東京・新橋演舞場にて10日〜27日。26日13時公演、18時公演のオンライン配信を行う。

滝沢秀明 コメント

コロナウイルスという未曾有の災禍にあり、本公演を上演するか否か、関係各所と幾度も話し合い、エンターテインメントの灯を絶やすことはしない、という決断をいたしました。
今、私たちがエンターテインメントを上演することで、少しでもその素晴らしさを感じていただけたら嬉しく思います。
ここ新橋演舞場は私にとって特に思い出深い劇場です。Travis Japanの7人が初主演の新橋演舞場で輝き、大きく飛躍していくことを強く願います。今回は芝居からSHOW TIMEまで休憩無し、ノンストップの構成となりました。Travis Japanの熱いエネルギーをお届けします。
ライブ配信も決定しました。今回、公演に来ることのできなかったファンの皆様にも『虎者』のさらなる進化をご覧いただき、Travis Japanに大きな声援を送っていただければと思います。

  • 舞台で観た滝沢秀明の軌道を示す松田元太(右端)

  • 「主演らしい立ち方」を再現する七五三掛龍也(右から2番目)