俳優の玉木宏が8日、都内で読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『極主夫道』(11日スタート、毎週日曜22:30~)の取材に応じ、撮影現場の雰囲気を明かした。

玉木宏

裏社会に数々の伝説を残した最凶の極道から足を洗い、専業主夫の道を選んだ龍を玉木が演じる同ドラマ。玉木は「クランクインから1カ月ちょっと経って、ペースがつかめてきました。最初の頃は手探りでしたし、僕の演じる龍は何事にも全力なキャラクターだから、怒鳴りすぎてのどがつぶれかけましたけど(笑)、それにも慣れ、きっと面白い世界観になると手応えを感じています」と語る。

現場の雰囲気は、瑠東東一郎監督が作っている部分も大きいようで、「僕たちがやっていることを監督が純粋に誰よりも一番大きな声で笑ってくれるのがすごく救いなんです。それが正解だと信じてやってる感じがあるので、そういうことの積み重ねでどんどん現場の空気が良くなっていくと思います」とのこと。

龍の妻・美久を演じる川口春奈も「監督の笑い声が聞こえてくると良かったなと思うし、その監督の笑い声にまた笑いが連鎖するので、本当に楽しく明るい現場だし、自然に皆さんコミュニケーションが取れてるんじゃないかなと思います。現場がすごいハッピーな感じがあります」と、その様子を伝えた。

そんな中で玉木は、龍を引き戻そうとする天雀会会長役の竹中直人とのシーンが印象深いといい、「あの人は妖怪だと思ってるので(笑)、来るな来るな…と思ったらその倍以上の力で来るんですよ。笑うまでやり続けるような人なんですけど、おかげですごく幸せな気持ちでやらせてもらっています」と感謝。また、川口が一度笑って抜け出せなくなってしまい、それにつられて笑ってしまうということもあったそうだ。

龍の元舎弟・雅役の志尊淳は「キャストがたくさんいて、組み合わせが変わるだけでみんな役として初対面になるので、みんなゲラゲラ笑い合うんですよね。僕は玉木さんとすごい絡んでるので、最初の方で収まりましたけど、玉城ティナが玉木さんは何もしてないのにずっと笑ってたんです(笑)」と報告。玉木は「たしかに。顔見てずっと笑われて、失礼だなと思いましたよ(笑)」と、シュールな瞬間を振り返っていた。

改めて、玉木は「これは日常と非日常の面白さがミックスされたドラマだと思っています。日常的な部分もあるからこそ共感してもらえる部分があるし、もしかしたら本当にこういう世界があるのかなと思えるような、妙な説得力があるんです。まずは純粋に『極主夫道』の世界に浸っていただいて、日曜日の夜に笑っていただけたらと思います」と呼びかけた。

  • (左から)川口春奈、玉木宏、志尊淳