“コント日本一”を決める『キングオブコント2020』の決勝が、TBSで26日(19:00~)に生放送される。初の決勝進出を決めたお笑いコンビ・ロングコートダディの堂前透と兎に意気込みを聞いた。

  • ロングコートダディの堂前透(左)と兎

兎は「芸歴12年、ほぼコント一筋でやっていた。去年、初めて準決勝に行けて、それもだいぶ苦労したんですが、『ここから決勝に行くまでもう何年かかるんやろ』、『気を引き締めなあかんな』と思っていたので、ポンポンじゃないですけど今年決勝に行けて。あとはやれるだけのことをやって、全力で楽しめたらいいなと思います。すごい緊張しいなので」と心境を告白。

堂前は「僕は去年の準決勝が終わったあとに『来年は行けるかな』とちょっと思っていたんです。僕は緊張もしないですし、このままの勢いで優勝できたらなと思っています。自信あります」と堂々とした様子で、昨年感じた手ごたえについて「去年準決勝に行った段階で、“顔見せ”的な部分も大事かなと思っていて。大会の関係者やお客さんに対して『面白いぞ』と。それができれば来年は行けるんじゃないかと」と語った。

緊張しないと話した堂前だが、「プレッシャーを感じないのは昔からという設定にしています。感じているのかもしれないけど感じてないふりをしていたほうがパフォーマンスもよくなる気がする」と打ち明け、兎が「賞レースのときに『すごいな。全然緊張してないやん』って心臓のところを手で触ったらバクバクしてて『隠してるだけかい!」っていう」と明かした。

すると堂前は「隠しているんじゃなくて、背負っている。これはイチローが言っていた。『緊張するけど、それを背負ってやってるんだよ』って」とイチローの言葉を紹介。兎が「コント界のイチローみたいな感じを目指したいと思います」と話すと、堂前は「コント界のイチローは言い過ぎちゃうか」とツッコんだ。

親交の深いニッポンの社長と滝音も、今回初めて決勝に進出。兎は「ずっと夜中、一緒にゲームしてます。特に堂前はそうですね」と関係を明かし、堂前は「出番もよく一緒に入っていて、お互いのネタを見合って『どうやった?』って聞き合ったりして、みんなで成長できた感じがします」と語った。

さらに、兎は「『僕らコント師が頑張っていかなあかんな』ってずっと一緒に頑張ってきた仲間なので、今回一緒に行けてほんまにうれしいです。ニッポンの社長が決勝に行ったと聞いて、(堂前は)泣き崩れてました。僕も、崩れはしなかったけどちょっと泣きました。社長がめちゃくちゃ頑張ったのも知ってるし」としみじみ。

堂前は「ここまではいいんですけど、優勝でまた1組ってなると悲しい。僕らもとりたいですし」と複雑な思いも吐露し、兎が「3組同時優勝したい」と言うと、堂前も「『この3組です!』ができたら最高ですね」と同調。その上で、兎は「そんなわけにはいかないので、ずっとライバルでしたけど、明確なライバルとして頑張っていきたいと思います」と話した。

今回、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2020』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2020』の決勝が放送される。決勝に進出するのは、うるとらブギーズ、空気階段、ザ・ギース、GAG、ジャルジャル、ジャングルポケット、滝音、ニッポンの社長、ニューヨーク、ロングコートダディ(50音順)の10組。激戦を制し見事キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。