フリーランスライターを継続するためのポイント

フリーランスとしてライターを続けていくためには、収入を継続的に上げていかなくてはいけません。収入を継続するためには、いくつかのポイントがありますので解説します。

  • フリーランスライターを継続するためのポイント

    フリーランスライターを継続するためのポイント

取引先との関係を良好に保つ

ライティング案件を獲得して仕事をする以上、必ず取引先とのやり取りが発生します。取引先との関係を良好に保つためには、以下のことを意識して仕事を進めましょう。

・納期を守る、提示された納期が難しい場合は最初に交渉する

納期を守るのは当然のことです。基本的には提示された納期を受け入れますが、他の案件との兼ね合いで、提示された納期では難しいこともあるでしょう。その場合は、納期を提示されたタイミングで相談すると、取引先の心証を損なわずに納期調整ができます。

仕事の依頼を受けたタイミングで納期を調整するには、現在の受注・稼働状況を日ごろから把握しなければなりません。Excelでも紙のノートでもいいので、毎月受注状況と納期を忘れないようにメモすることをおすすめします。

・キーワードから記事を作成する場合は、構成を提出して認識合わせをする

仕事を受注する際、特定のキーワードを渡されて記事作成をする場合は、記事を作成する前に記事の構成案を作成して、取引先に確認しましょう。取引先と事前に記事内容の合意を取ることで、取引先も期待した方向性の記事が仕上がるかどうか確認できるので安心できます。

・納品する前に記事の推敲を必ず行う

記事の品質を保つため、納品する前には誤字脱字チェックを行って記事の品質を高めることも、取引先の信頼を得る上で重要なポイントです。ツールで誤字脱字チェックを行った後は自分でも読み返します。

・規程文字数は必ず守る、文字数のカウント方法は事前に必ず認識を合わせる

文字数についての認識は、細かい部分で違いが出てしまう場合があります。文字数のカウント方法で注意しないといけない点は、タイトルや見出し、URLを文字数に含めるかどうかです。認識が違うと文字数確認でもずれが出てしまいます。

また、記事を作成する際は、規程文字数を200程度上回る文字数を目指しましょう。この程度の文字数なら、修正が発生しても規程文字数を下回りにくくなります。

・修正対応は誠実に対応する

記事は、納品したら終わりではありません。特に、初めての取引先では、何度か修正依頼が発生することもあるでしょう。修正対応は誠実に対応します。指摘された修正は、対応漏れが無いよう注意してください。修正依頼の意図が分からない場合は、素直に質問をして疑問を解消してから進めましょう。

・取引先が確認しやすいよう、参考サイトの情報をコメントで付与する

記事を作成する場合、参照サイトの情報を必ずコメントで付与してください。参照サイトは、可能な限り公的なサイト(政府・大学・役所・製品の企業サイトなど)を参照します。統計や調査などの情報も、調査資料を直接参照しましょう。

記事を納品した後、記事は校正者や校閲者によって、誤字脱字や事実確認などが行われます。その際、参照元をコメントにつけることによりチェックする人の工数が少なくなり、取引先にも喜ばれます。

現状に不満があるなら人脈を広げる努力を

現状の収入が低いと不満がある場合は、人脈を広げる努力をしましょう。人脈を広げる方法のひとつとして試ししてほしい方法のひとつは、クラウドソーシングサイトの運営側が募集している公式案件に挑戦することです。

初心者でも採用されやすい公式案件は、文字単価1~1.5円程度の案件です。納期をしっかり守って修正依頼にも着実に対応していくことで、運営側の信頼を得られるように継続してみてください。公式案件で実力が認められると、新しい案件があるときに運営側から声をかけてもらえるようにもなります。

クラウドソーシングなどのサイトは複数登録

クラウドソーシングサイトなど、ライティング案件が募集されているサイトは、複数登録しましょう。いろいろ試しているうちに、自分にとって相性のいいサイトがどこかが見えてきます。仕事を多く受注できるようになったら、そのサイトでの活動をメインにしましょう。

常に複数の取引先を持っておくこと

クラウドソーシングサイトの話とも被りますが、取引先は最初から絞り込まず、できる限り多くしておくことが重要です。高単価案件の多い取引先でも、いきなり仕事がなくなることも少なくありません。多くの取引先を持っていると、それだけリスクが分散されます。

自分のブログを持つなど宣伝手段も持とう

実績が増えてきたら自分自身のブログを持ち、これまでの実績をポートフォリオとして公開するフリーランスのライターも多く見られます。クラウドソーシングサイトのプロフィール欄にまとめていた内容を、見やすい形に整えましょう。

クラウドソーシングサイトなどを介さず取引先企業から直接仕事を依頼されるようになれば、システム手数料を支払わないで済む分、収入は多くなります。