テレビ東京のバラエティ番組『畑そのまんまレストランにする。in高崎』(26日 16:00〜)の取材会が18日にオンラインで行われ、伊藤隆行プロデューサー、工藤里紗プロデューサー、畑中翔太プロデューサー(博報堂ケトル)、相内優香アナウンサーが登場した。

  • 『畑そのまんまレストランにする。in高崎』オンライン取材会

    『畑そのまんまレストランにする。in高崎』オンライン取材会

同番組は群馬県高崎市を舞台に、畑で収穫した採れたての野菜や果物を一流シェフが即興でフルコースに仕立て、地元の方々に振る舞う、まさに“畑をそのまんまレストランにしてしまう”新感覚のグルメバラエティ番組。番組内では、芸人・タレント率いる「調達チーム」が地元農家の元に訪れ、様々な食材を収穫していく。そして一流シェフ率いる「調理チーム」は、調達チームがその場で収穫してきた食材を全て使ってフルコースを作る。

結婚を発表したタレントの丸山桂里奈も出演するが、伊藤プロデューサーは「ご結婚おめでとうございます。ロケの翌週に発表。隠してやがりましたね」とにやり。町おこしの案件を多く手がけ、同局のドラマ『絶メシロード』にも関わった畑中プロデューサーは「町おこしとメディアをつなげることをやってみたいという思いがあり、テレビ東京さんとのつながりがあって、今回の特番に」経緯を説明。同局ではクラブツーリズムとの共同プロジェクト「テレ東トラベル」にて実際に番組と同じ旅体験ができるという企画が始まったが、同番組も「実際に収穫体験をして同じランチを食べられるバスツアーをする」こともセットで企画を行い販売をスタート、新たなパッケージとなっていくという。

他局の番組との差別化については、「地産地消という企画で、どう差別化するかという話はけっこうしてきましたよね。フルコースというところが違うところ。コロナ禍で場所を広く取らなきゃいけないので、壮大なレストランになっているところも新しい」(工藤プロデューサー)、「何がどれくらい収穫できるか当日までわからない。とったものをZoomで報告して作っていく、無茶ぶり感をポイントにしたいとは思ってます」(畑中プロデューサー)とポイントを説明。伊藤プロデューサーも「実際、ロケの午前中に大雨ふってますよね。そのガチ感はテレビ東京特有。雨は雨なりにやるので、みんなの表情が午前中と(晴れた)午後と変わってましたもんね」と苦笑した。

農家しか知らないレアな食材も扱う同番組では、実際に紹介するフルコースの95%ほどを高崎市のもので作っているという。畑中プロデューサーが「市役所さんにも全面協力いただいて、採ったものを車でシェフまで届けて、いろいろ動いていただいている」と明かすと、伊藤プロデューサーも「『池の水』(『池の水ぜんぶ抜く』)に似てますね。市長さんが鯉を運んだりしてますから」と頷く。「ちらほらと興味をお持ちの他県の市町村があると聞いてます。どんどん高崎市のみならずいろんな地方と組んでいける状況」と今後の展開も示した。

高崎出身ということでロケに参加した相内アナは、「とにかくおいしかった〜! ということですね」と笑顔に。「丸山桂里奈さんも結婚を前にいらっしゃって、なんだか幸せそうな雰囲気あるなとは思いました」とサービストークも飛び出し、「高崎産のパスタは食感がもちもちしてておいしくて、家でも極めたいなと思います」と地元を再発見した様子だった。

最後に伊藤プロデューサーは、「テレビ東京は、開局してすぐに町と町が対決するスタジオショーをやってるんです。白黒時代で、ひどい番組だったみたいです。開局から55年経っても市町村をテーマにしている。ずっとそういう局なんだな」と、自局について語った。