EXILE/三代目JSOULBROTHERSの岩田剛典が主演を務める、映画『名も無き世界のエンドロール』(2021年新春公開)の新キャストが5日、明らかになった。

中村アン

中村アン

同作は行成薫による同名小説の実写映画化作。お互いに親がいないキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)は少年期に出会い、支え合いながら平和に生きてきた。しかし、“ある事件”をきっかけに、2人の人生は大きく変わってしまう。自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するため、キダは裏の社会、そしてマコトは表の社会で、10年もの時をかけ、社会の底辺から必死でのし上がっていく。

今回明らかになったのは、自動車修理工場で働くキダとマコトの前に現れる政治家令嬢のリサを演じる中村アン。大物政治家の父親を持ち、自身は芸能界で活躍する人気モデルという、キダやマコトとは住む世界の違う高嶺の花の女性となる。「リサにふさわしい男」になるため、異常な執念で会社経営者にまでのし上がったマコトの恋人になる存在で、山田杏奈演じるヨッチと並んで、物語のカギを握るもう1人のヒロインとして体当たりの演技を披露している。

高飛車で自己中心的な政治家の娘という役どころに、「これまでのイメージからギャップがあり、役者としての振り幅を併せ持った存在」という理由から、今回のキャスティングが実現。中でもラスト20分、新田真剣佑との感情が爆発する演技の応酬シーンは中村アン自身にとって新境地ともいえる演技を見せた。

中村アン コメント

・マコトの恋人となるリサの役どころと、役を演じた感想 

今まで演じたことのない、感情をむき出しにする役どころでした。不安もありましたが、監督の『大丈夫です!』という言葉に背中を押していただき、演じていくうちに楽しさに変わっていきました。と同時に、このリサという役で、今まで見せたことのない自分を表現できるチャンスだとも感じました。ラスト20分のシーンは一年経った今も、とても記憶に残っています。夜から明け方までの長時間の撮影で精神的にも肉体的にも厳しい中、全身全霊で演じることができました。

・岩田&新田バディとの共演の感想

撮影期間が短かったので、あっと言うまでしたがご一緒させていただけて嬉しかったです。
また作品ご一緒できるのを楽しみにしています。

・メッセージ

わたしは皆さんより先に観させて頂きましたが、観終わった後、しばらく言葉が出てこなかったです。この衝撃的なストーリーを、ぜひ皆さんに映画館の大きなスクリーンで楽しんでいただきたいです。

佐藤祐市 コメント

今回、自分の感情を強く表現するお芝居を見せてくれました。
あのような中村アンさんの芝居は、これまで見たことが無かったし、ご本人もあまり経験が無かったようで、当初は現場で戸惑っていた様に記憶しています。しかし、色々と相談しながら何回もテイクを重ねていく中で、本編では“凄い事“になりました(笑)。ラストの中村さんの演技に是非、ご注目ください。