自己研鑽という言葉はよく聞くけれども、正直意味がよくわかっていないという方や、自己研鑽について実際に何をしたらいいのかわからないという方もいるでしょう。

社会人として、自己研鑽は誰にとっても必要な努力です。今回は自己研鑽という言葉の意味から、自己研鑽はなぜ必要なのか、具体的に何をすればいいのかをご紹介します。

自己研鑽とは

まずは自己研鑽という言葉の意味からおさらいしていきましょう。自己研鑽とはどういう意味で、何をしていくことなのかを把握します。

  • 自己研鑽とは

    まずは自己研鑽の意味を理解しておきましょう

自分のスキルや能力を磨くこと

自己研鑽とは、自分のスキルや能力を磨くことを指します。「自分磨き」と言ったほうがしっくりくる方も多いかもしれません。

学生時代と異なり、社会人になると自ら学びの機会を設けていかないと成長のチャンスは少なくなります。もちろん仕事をする中で成長できるポイントもありますが、自分が磨きたいスキルや自己の能力に合わせた自己研鑽を行っていくことでなりたい自己像に近づけることができます。

自己啓発との違い

自己研鑽とよく似た言葉に自己啓発があります。どちらも自分のスキルや能力を磨くことに関して変わりはありませんが、資格の取得やスキルアップに重きをおいている自己研鑽、精神的な成長に重きをおいている自己啓発、といった違いがあります。

自己研鑽をする上で大事にしておきたいこと

自己研鑽する上で大切にしたいのが、計画。行動も大切ですが、自己研鑽の内容をより充実させるためには、目的を明確にするなどの計画も押さえておきたいポイントです。

  • 自己研鑽をする上で大事にしておきたいこと

    自己研鑽をする上で大事にしておきたいポイントとは?

自己研鑽の目的を明確にする

何事も目的が不明確では、どこに向かって舵を切ればいいのかわかりません。自己研鑽を始める前に、今一度どんな目的で自己研鑽に励むのかを明確にしておきましょう。

誰かに見せる必要はないですが、自分の頭の中で考えることを、敢えて紙に書き出してみるのがおすすめです。思考もすっきりしますし、部屋の見えるところに貼れば、目的を見失いかけたときにも思い出すことができます。

基礎を大事にする

社会人になっていろいろなことができるようになると、社会人としての基礎の部分をないがしろにしてしまいがちです。どんな建物でも土台づくりに一番時間をかけるように、自己研鑽においても基礎固めは重要。改めてまっさらな状態で社会人としての基礎を自分自身に叩き込むことから始めてみましょう。

他人の意見は素直に聞く

成功体験を積むことで、勝ちパターンというものが見えてくる一方で、考え方に固執してくる可能性もあります。そうなると他人の意見を柔軟に取り入れることが難しくなってきます。自己研鑽をするからには、他人の意見を素直に聞いて取り入れることが成長への近道です。柔軟な思考で自己研鑽に臨むようにしましょう。

挑戦し、失敗は次に活かす

これまでの人生の中で、何度も失敗で恥ずかしい思いをして、挑戦することすらいつのまにかあきらめてしまっていた、ということはありませんか。
自己研鑽は、己の殻を破ることもテーマの一つです。自己研鑽を経て今より成長するために、挑戦は避けられません。

挑戦すれば当然失敗もあるでしょう。自己研鑽の場では失敗を失敗で終わらせず、次に活かすと思いどんどん失敗しましょう。

自己研鑽って具体的に何をする?

ここでは自己研鑽の一例をご紹介します。自己研鑽のヒントになればと思います。

  • 自己研鑽って具体的に何をする?

    自己研鑽のために具体的に何をするかをご紹介します

資格取得の勉強

自己研鑽として最もわかりやすく取り組みやすいのが、資格取得のための勉強です。資格取得という明確な目的があり、試験日という期日があり、問題集など合格までの道筋も明らかになっているため、やる気さえあれば誰でも取り組むことができるでしょう。

アプリや新聞で情報収集

アプリや新聞を使っての情報収集や知識を蓄積することでも、十分に自己研鑽ができます。変わりやすい世の中の情勢をキャッチし続けることで、素早く正確な情報を得るスキルや先を見通す力がつくでしょう。文章に触れ続けることで論理的思考を身につけられることも期待できます。

交流会への参加

交流会など、社会人が集まる場に積極的に参加していくことも、立派な自己研鑽です。同じように自己研鑽に取り組む方や、異業種の方との交流で新たなアイデアが生まれる可能性もあるでしょう。新たな刺激から自分の可能性が広がるのを体感できるはずです。

履歴書で使える! 自己研鑽の例文

自己研鑽の体験は履歴書として活用することもできます。社会人になると学生時代の部活動のような明確な活動の記録はアピールしにくくなるため、履歴書に自己研鑽について書くことで自分の成長をアピールでき、就職において有利に働く可能性があります。

ここでは履歴書に活用できる、例文をご紹介しましょう。

  • 履歴書で使える!自己研鑽の例文

    自己研鑽の例文をいくつかご紹介します

自己研鑽に励む知人の姿に影響されて

「自己研鑽に励む知人の姿に影響されて、自分でもTOEICの勉強をはじめ、1年後には900点をとれるようになりました」といった、自分のスキルアップのきっかけとして文章に組み込むパターンが挙げられます

部長として自己研鑽を怠らず、誰よりもトレーニングした

自分を磨き、鍛える活動も自己研鑽にあたります。机に向かって勉強することも体を鍛えることも、すべて自己研鑽に当てはまります。

入社後も自己研鑽に努める所存です

「入社後も頑張ります」「勉学に励みます」という表現は、社会人としては説得力が欠ける印象を受ける表現です。「自己研鑽に努める」という表現を使うことで、少し大人の表現も使えるとアピールすることもできますし、入社後も自立した人材という印象を与えることもできるでしょう。

自己研鑽を始める際には、目的を明確に

自己研鑽の意味から心がけ、具体的な方法までを紹介しました。自己研鑽は自分のスキルや能力を磨くことで、自分を成長させる手段のひとつです。自ら取り組むことで自立性・主体性をアピールすることもできる、社会人にとって重要な手段とも言えるでしょう。

自己研鑽を始めるときには、ぜひ一度自分の中で問いかけをし、目的を明確にした上でスタートしてみてください。