通勤や通学、出張や帰省など、毎日多くの人が行きかう東京駅。そんな東京駅の八重洲北口にこの夏、「東京ギフトパレット」がオープンした。同エリアには、手土産やプレゼントに最適な和洋菓子が充実するほか、こだわりの弁当やカフェなど全33店舗がそろう。本稿ではその中から、最新の手土産として気になった商品をいくつか紹介する。

  • 東京駅八重洲口に「東京ギフトパレット」が8月5日開業した

個性豊かなお店をチェック!

「東京ギフトパレット」は、JR東京駅八重洲北口改札を出てるとすぐに見えてくる。外観は、桜の花びらや店先の"のれん"をイメージしてデザイン。エリア内の柱や天井には、2020年3月に引退した700系新幹線の車体に使われていたアルミをリサイクルして使用し、訪れた人にどこか懐かしいジャパニーズカルチャーを感じさせてくれる。

  • エリアはブラウンを基調とした温かみのある雰囲気

そんな、過去と現代が融合したサスティナブルなエリア「東京ギフトパレット」には、有名ブランドの新業態店舗や東京駅初出店となるお店が多数出店。今回はオープンから注目を集め、"東京みやげ"として人気を博しそうな個性豊かな6店舗を見ていこう。

  • 「東京ギフトパレット」マップ

■「CLUB HARIE e-challenge」

バームクーヘンが名物の「クラブハリエ」は、"エコ" をテーマにした新業態「CLUB HARIE e-challenge」を出店。これまで 販売していなかったバームクーヘンの耳の部分や、環境に配慮した脱プラスチック素材の包装紙を使用した商品などが販売されている。

  • 「CLUB HARIE e-challenge」

1個(税別350円)買って帰りの新幹線で食べるもよし、「バームカップ」(税別450円)を買って家族や仲間とシェアするのもよし。手土産のイメージが強いクラブハリエのバームクーヘンが、より手軽に楽しめるラインナップとなっている。

  • 食べやすいサイズにカットされた「バームカップ」

  • 商品は1個から購入可能

■「岡田謹製 あんバタ屋」

小樽洋菓子舗「ルタオ」を運営するケイシイシイがプロデュースする新ブランド、あんバタースイーツ専門店「岡田謹製 あんバタ屋」が東京ギフトパレットに初出店。

  • 「岡田謹製 あんバタ屋」

餡子には、なめらかな口当たりが特徴の北海道産「えりも小豆」を使用。そこに塩味のきいたバターをたっぷり使った、「あんバタフィナンシェ」(6個入、税込1,620円)や「あんバタパン」(税込1個 303円、6個入 1,815円)が楽しめる。

  • 「あんバタフィナンシェ」

  • 限定300個の「あんばたパン」

ちなみに、「あんバタパン」は1日限定300個で発売。そのまま食べてもおいしいが、少し温めると中のバターがとろりと溶け出し濃厚さUP。パンの食感もふわふわになるので、家で食べる際は一度試してみてほしい。

■「MEISTER Cheese(マイスターチーズ)」

「MEISTER Cheese(マイスターチーズ)」はまさにチーズ好きのためのお店! イタリアのスイーツに魅了されたシェフ達が、種類豊富なチーズを駆使して作ったスイーツは必見だ。

  • 「MEISTER Cheese(マイスターチーズ)」

代表作「マイスターチーズパイ」(税込3個入864円、 6個入1,620円、10個入2,700円)は、伝統的なイタリアンパイ「スフォリアテッラ」にインスピレーションを受けて誕生した一品。81層ものグランマーゾチーズパイは波打つウェーブが見た目にも美しく、薄く重ねられたパイのパリパリとした食感が食べる人をやみつきにさせる。

  • 「マイスターチーズパイ」

チーズには、パルミジャーノ レッジャーノ、 カマンベール、 チェダー、 ゴーダが香るチーズショコラを使用。ワイン片手にいただけば、優雅なひと時を演出してくれることだろう。

■「POSTBOX COOKIES」

常設店舗初出店となる「POSTBOX COOKIES」は、「大切な人へ、想いを贈るクッキー。」がコンセプト。

  • コンセプチュアルストア「POSTBOX COOKIES」

カラフルな箱には、バターの香り豊かなクッキーにホワイトチョコを挟んだ「ミルクサンドクッキー」が2枚入り、メッセージを書く欄が設けられている。結婚や出産などのお祝い、お世話になっている人へのお礼など、ちょっとしたメッセージを添えれば喜ばれること間違いなしだ。

  • 「MILK SAND COOKIE(ミルクサンドクッキー)」(BOX:1箱 2枚入 600円/4箱セット 8枚入 2,300円、バラ売り:1枚240円 ※全て税込)

ちなみに箱のデザインは、お土産としても利用できる東京をテーマにしたものや、自分好みにイラストやメッセージを描ける無地のパッケージなど計9種を用意。カジュアルなプレゼントを探している方は選んでみてはいかがだろうか。

  • 東京タワーが描かれた箱は"東京みやげ"にぴったり

■「京都祇園あのん」

京都祇園に店舗を構える「京都祇園あのん」が東京初出店。同店で人気の商品と言えば、壺に入った"あんこ"と"マスカルポーネチーズ"を自分好みに最中に挟んでいただく手作り最中「あんぽーね」だが、東京駅では限定で"生キャラメル"が登場する。

  • 「京都祇園あのん」

  • 東京駅限定「あんぽーねプレミアム(生キャラメル)」

「あんぽーねプレミアム(生キャラメル)」(5個入り1,944円)は、キャラメルの濃厚な甘みが特徴の餡とさっぱりと酸味が訊いたマスカルポーネチーズが、絶妙なバランスでお互いの良さを引き立てう一品。餡を食べるときに挟むので、最中の独特なサクサク感を味うことができる。

  • 自分好みにカスタマイズして食べられる

ちなみに、餡は壺にたっぷり入っているので、残った分はお好みのパンやクラッカーに着けて食べることも可能。和菓子を超えた楽しみ方が発見できるのも魅力だ。

■「茶辻」

ギフトパレットで買い物して、これから新幹線に乗る人や、周辺をぶらぶら買い物しようと思っている人は「茶辻」で一杯いただいてみてはいかがだろうか。

  • 「茶辻」

ここでは、琉球紅茶をはじめ、各地の厳選茶葉を使用した個性豊かなお茶がラインナップ。好きな茶葉を選んで、トッピングにタピオカやミルクフォームを加えればデザート感がMAXに。自分へのご褒美や、新幹線で楽しむお土産として飲めば移動時間の気分も盛り上げてくれることだろう。

  • 「茶辻オリジナルティー」(ストレート 380円/ミルク 450円)

なお、季節限定商品(※現在は「あまおう苺みるく」タピオカ・ミルクフォーム付き 700円)などもあるので要チェックだ。

  • 「茶辻」メニュー

新しい"東京みやげ"が見つけたいならここ

そのほかエリア内には、AfternoonTeaを運営するサザビーリーグの新ブランド、スコーン専門店「BAKERS gonna BAKE(ベイカーズ ゴナ ベイク)」が登場。また、いちご豆大福の元祖「大角玉屋」では、最新型の東海道新幹線「N700S」をかたどった「新幹線もなか」(3個入り1,150円)が販売されている。

  • ここでしか買えない商品が多数※写真は大角玉屋の「新幹線もなか」

初出店のお店や、ここでしか手に入らない限定商品など豊富なラインナップをそろえる「東京ギフトパレット」。帰省や出張の手土産にはもちろん、日ごろお世話になっている人へちょっとした感謝を伝えるプレゼントから頑張って働いた日の自分へのご褒美などふだん使いもできそうだ。

どこかに出かける移動前や買い物のついででも、東京駅へ来た際はぜひ一度立ち寄ってみてほしい。

■Information
東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲北口
9:30~20:30(土日祝は9:00~)
※プレシャスデリ東京(弁当・総菜)は、6:30~22:30
※スターバックス(コーヒーストア)は、6:30~22:00
※その他、一部店舗で営業時間が異なる場合あり