日本テレビ系大型特番『24時間テレビ43』(22日18:30~23日20:54)の「募金ラン」で、“チームQ”の吉田沙保里と陣内貴美子が快走を見せている。

  • 募金ランで快走する吉田沙保里=日本テレビ提供

今年は、例年行っていたチャリティーマラソンが、コロナ禍で沿道に3密を生むリスクがあるため公道での実施中止に。その代わりとして、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子が企画した「募金ラン」が開催されている。

同企画は、私有地のサーキットを走り続け、1周(5km)走るごとに高橋自身が10万円募金するというもの。高橋のほか、事前に募集したアスリート・著名人の中から高橋がプロ目線で選考した5人も“チームQ”として参加しており、“チームQ”の5人はリレー形式で110キロをつなぎ、こちらも1周(5km)走るごとに10万円を募金する。

初日の22日は、高橋が35km、チームQ・1人目の土屋太鳳が10kmを完走し、募金金額は計90万円に。23日になり、チームQ・2人目の吉田沙保里が6時34分頃にメインパーソナリティー・重岡大毅の号砲で高橋と同時にスタートした。

吉田は、14年に亡くなった父・栄勝さんが青森県出身という縁から「東北が大好き」。11年に発生した東日本大震災の被災地への支援を積極的に行ってきた。父を産んだ東北の人々への「何をしたら喜んでくれるか、力に少しでもなれたらいいなという思い」を込めて、10kmを完走した。

続いてチームQの3人目として登場したのは、陣内貴美子。7時37分頃、吉田からバトンを受け継いだ。

陣内の出身は熊本県。母親や友人が避難所暮らしになったという16年の熊本地震、地元・八代市でも犠牲者が出た令和2年7月豪雨といった災害に見舞われた。

そんな中「私が走ることで、何か頑張ろうかなというきっかけになればいいな、そのメッセージが届けばいいなと」、故郷・熊本への思いを胸にスタートした。

「募金ラン」は、24時間テレビ放送中に随時、その様子を紹介。今後の「チームQ」メンバーは、金メダリスト、高橋の大親友が予告されている。