女優の沢口靖子が主演するテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』の第20シーズン(毎週木曜20:00~)が、10月からスタートすることが19日、明らかになった。

  • 沢口靖子 -テレビ朝日提供

京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く同作。99年にスタートし、現行のテレビドラマで最も長く続いている長寿シリーズとなっている。

19年4月から20年3月まで1年間のロングラン放送だった前シーズンでは「マリコの壁ドン」「マリコ寿司を握る」「マリコ、池の水を全部抜く!?」などが登場した“衝撃的なマリコのワンカット”だが、今シーズンも継続。「絶壁にぶら下がり、絶体絶命のマリコ」「マリコ激辛にチャレンジ!?」などが登場する。

脚本は、科学ネタにも精通する戸田山雅司氏、櫻井武晴氏の2人が“ダブルメイン”で執筆に当たるほか、真部千晶氏、岩下悠氏子、李正姫氏、松本美弥子氏という実力派の女性脚本家たちが叙情的なエピソードでシリーズを彩る。また監督陣は、科学捜査を熟知した田﨑竜太氏、森本浩史氏らが務める。

沢口のコメントは以下の通り。

■沢口靖子
毎シーズン、新たな気持ちで取り組んでいますが、『season20』がはじまると聞いたときは「またマリコに会える!」という喜びでいっぱいになりました。科学一辺倒だったマリコはこの20年間で、人間をやさしく見つめる女性に成長しました。変わらないのは、真実を突き止めようという姿勢ですね。私自身もこの20年間で脚本を深く読み込むようになりましたが、作品に向き合う姿勢は変わっていないと思っています。
最新シーズンでは、最先端の科学捜査や深みのある人間ドラマはこれまでと変わりませんが、新型コロナウイルスとともに生きる今の世界を踏み込んで描いています。劇中でもソーシャルディスタンスを保つなどの取り組みを行っていますが、登場人物たちが距離を置くことでいい緊張感が生まれたり、ラボのセットを広く活用することでこれまでよりもレギュラーメンバーの個性が生きてきたり…と思いがけず新しさを感じています。
新たな“衝撃的なマリコのワンカット”や最新科学鑑定も登場しますし、視聴者のみなさんも新しさをも感じられるシーズンになるのではないかと思っています。ぜひ、『season20』にご期待ください。