映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月14日公開)公開初日舞台挨拶が14日に都内で行われ、浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二、三木孝浩監督が登場した。

  • 左から三木孝浩監督、北村匠海、福本莉子、浜辺美波、赤楚衛二

    左から三木孝浩監督、北村匠海、福本莉子、浜辺美波、赤楚衛二

同作は『ストロボ・エッジ』『アオハライド』で知られる咲坂伊緒の最新作で、第63回小学館漫画賞少女向けマンガ部門を受賞し450万部を突破している。偶然出会ったタイプの全く違う朱里(浜辺美波)と由奈(福本莉子)、朱里の義理の弟の理央(北村匠海)と由奈の幼馴染の和臣(赤楚衛二)が、同じ高校に通いながら、すれ違う恋模様を繰り広げる。

理想のデートについて聞かれると、浜辺が「花火大会とか。地元のお祭りだと知り合いがいるから、浴衣を着てお面をかぶって、バレないように手を繋いで歩く」と憧れを語り、北村は「年々、妄想の力が強まってる気がしますね」とツッコミ。しかし自身の理想を聞かれると、「僕、もう夏の思い出って振り返るとカブトムシをとりに行った思い出しかなくて。おじいちゃんに朝4時に起こしてくれて、木を蹴るんですよ。そしたらうわーって落ちてくる木がある」と、昆虫採集に行きたい北村に周囲は驚く。虫が嫌いな相手だったら? という問いには「そこでもし笑いが起きなかったら,夏祭り連れて行きます」と苦笑していた。

福本は「キャンプをしたことがなくて、グランピングとか興味ありますね」、赤楚は「文化祭でのデート。2人でデートして、周囲に見られながらというのが楽しそうじゃないですか」と希望を明かす。赤楚は「もう制服が着れないと思うと、寂しさを感じてるので、やるなら今がチャンスだと思います!」と全国の学生にも語りかけていた。

また、夏の思い出の写真を見せるコーナーでは、赤楚が「高校3年生の時の文化祭。焼きそばを売る係だったんですけど、看板娘ぽいことやれと言われて。デートはしてないですが、モテましたね。これが人生最後のモテ期だったのかな」と振り返る。福本は「サッカー部で、中1tの時の夏合宿」と写真を見せるが「この次の日くらいに手首にヒビ入っちゃって、結構序盤にやっちゃったので、ずっと見学でした」とエピソードを披露。浜辺は中学生の時の修学旅行で"夢の国" へ行った写真を見せた。

北村は友人と2人で花火をしている写真を出し、「バンド(DISH//)のメンバーの矢部昌暉くんですね」と紹介。「彼しか、友達がいなかったんですよ。彼と花火行ったり、たけのこ狩り行ったり、家族ぐるみで行ってました」と夏を過ごした様子。「この写真の日は、千葉かどこかの海で、『高校最後の夏、楽しもうぜ』みたいな。花火して帰ったんですけど、ほんと3年間、彼との思い出しかないですね、僕は」としみじみしていた。