映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月14日公開)の予告編が17日に公開された。

  • 左から赤楚衛二、浜辺美波、福本莉子、北村匠海

    左から赤楚衛二、浜辺美波、福本莉子、北村匠海

同作は『ストロボ・エッジ』『アオハライド』で知られる咲坂伊緒の最新作で、第63回小学館漫画賞少女向けマンガ部門を受賞し450万部を突破している。偶然出会ったタイプの全く違う朱里(浜辺美波)と由奈(福本莉子)、朱里の義理の弟の理央(北村匠海)と由奈の幼馴染の和臣(赤楚衛二)が、同じ高校に通いながら、すれ違う恋模様を繰り広げる。

初公開となった予告編映像では、自分の気持ちを表すのが苦手で現実的な恋をする朱里、そんな彼女に気持ちを伝えられないまま家族となり、叶わない恋にとらわれる理央、理央の気持ちを知りながら彼に惹かれ、初めての恋に戸惑う由奈、まだ恋を知らない和臣(赤楚)と4人の切なくすれ違う恋模様が瑞々しく描かれた。映像の中には、「姉弟」と笑い飛ばそうとする朱里に理央が隠していた想いをぶつける切ないキスシーンも。そんな4人のすれちがう「片思い」を彩るのは、Official髭男dismの名曲「115万キロのフィルム」となった。

Official髭男dism コメント

この楽曲は、自分が大切な人と過ごす時間を、
どんな些細な不安も幸せも共有しながら、
極力忘れる事なく生きて行きたいという思いが詰まった曲です。

ファンの皆と大切に育てている楽曲の1つですが、この映画のテーマと合致するとの事でお話を頂き、最初は驚きました。
ですが、この主人公たちの日々、それをご覧になる皆さんの日々に、 もしこの歌が寄り添えたなら、バンドとしてとっても幸せな事なんじゃないかなと思い、 今回この『115万キロのフィルム』という楽曲で携わらせて頂きました。公開を楽しみにしています!

三木監督 コメント

主題歌をイメージした時、誰かの物語ではなく、見た人それぞれの人生のストーリーに 寄り添う歌であって欲しいと考えていました。そんな時に出会ったのが『115万キロのフィルム』です。 日常の中にある何気ない瞬間こそが特別な1シーンになる。ごく普通の高校生の男女四人それぞれが主人公であり、 その日々の心の揺らめきを切り取ってゆく『ふりふら』のテーマとこれほど合致する曲は他にないと感じたのですが、 すでにファンからの人気絶大な楽曲なので、ダメ元でオファーしたところ、メンバーの皆さんからもこの曲が『ふりふら』 のテーマに合うと賛同のお返事が!主題歌としてぜひ、と快く提供していただきました。 出来上がったエンドロールを観ながら、スクリーンに描かれたストーリーが『115万キロのフィルム』によって 観た人の人生に繋がっていく。そんなケミストリーが生まれる予感に、今からワクワクしています!

浜辺美波 コメント

主題歌が何になったのかを知らずに、この映画の初号試写会に臨んだのですが、エンドロールに入って、Official髭男dismさんの「115万キロのフィルム」が流れてきた時、この映画のために作られたのでは!? と思ってしまうくらい、ぴったりで。歌詞と音楽を聴けば聴くほど、映画の登場人物の気持ちと話とリンクして、心の中に染みこんできて広がりました。こんなに素敵で、映画を更に素敵にしてくれる曲が主題歌になったことを心から嬉しく思います。