アクセルマークは11日、JR東日本新潟支社管轄の線路の一部を使用し、Momoと共同で開発したIoTセンサーを用いた積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」の実証実験を12月から開始すると発表した。

  • 積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」の実証実験が12月から始まる

JR東日本新潟支社が管轄する路線の一部地域は特別豪雪地帯に指定され、線路上の雪が列車の速度低下や走行不能な状態を発生させ、ポイント不転換などの設備障害を引き起こす要因になることがある。そのため、降積雪量の把握は安定運行確保をする上で重要な判断要素のひとつとなっている。

積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」は、「積雪深センサー」と「データ閲覧システム」が一体となった積雪状況モニタリングシステム。このシステムの導入により、管轄路線内のセンサー設置地点の積雪状況を24時間リアルタイムに可視化し、パソコンやスマートフォンからいつでも積雪状況を確認できる状態を実現させる。

「YUKIMI」の積雪深センサーは、通信機能とバッテリー稼働にも対応しているため、通信や電源など新たな設備の用意がきわめて難しい環境でも、簡単に設置・導入が可能となっている。