東京メトロが8月11日に実施した、有楽町線・副都心線の新型車両17000系の報道公開では、先頭車を中心とした外観に加え、一部車両の車内や1号車の運転台を撮影する時間も設けられた。報道公開にて撮影した外観・車内の写真を紹介する。

  • 東京メトロ有楽町線・副都心線の新型車両17000系。丸目のヘッドライトにより、アルミ製車体の無機質な強さの中にも優しさを感じさせる表情に

外観において、車体前面の大きな丸目のヘッドライトが印象に残る。有楽町線・副都心線で活躍する7000系や10000系のデザインを継承しており、これらの既存車両とともに「兄弟感」を出したいとのコメントも聞かれた。一方、帯の色は7000系・10000系の3色に対し、17000系はブラウン(副都心線のラインカラー)とゴールド(有楽町線のラインカラー)の2色。白は採用されなかった。

車内は運転台も含めてモノトーンを基調としつつ、座席や吊り革に有楽町線・副都心線のラインカラーを取り入れた(優先席は配色が異なる)。袖仕切りや荷棚、貫通引戸に強化ガラスを使用し、地下区間でも明るく開放感のある車内空間となりそうな印象だった。

有楽町線・副都心線の新型車両17000系は2021年2月から営業運転を開始し、10両編成・8両編成を計180両導入する予定。前半は報道公開された編成(17101編成)も含めた10両編成を順次搬入し、2021年4月までに計60両(10両編成×6編成)を搬入完了予定としている。後半は2021年5月から順次搬入。8両編成の17000系は2022年度中に計120両(8両編成×15編成)の搬入を完了する予定だという。

  • 新型車両17000系の外観(クリックで拡大画像を表示)

  • 新型車両17000系の車内と運転台(クリックで拡大画像を表示)

  • 新型車両17000系の台車と床下機器(クリックで拡大画像を表示)