フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、27日に放送されたニッポン放送 『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』(毎週月曜~木曜 15:30~)に生出演した。

  • 左から古舘伊知郎、辛坊治郎 -ニッポン放送提供

パーソナリティの辛坊治郎と古舘は、この日が初対面だ。ニュースキャスター論に話が及ぶと、「報道ステーション12年も良くやりましたね!?」と辛坊。

古舘は「辛坊さんを参考にして、こんなに知識もないし、俺は穏やかにやろう!と思ったからね」と返答すると、辛坊が「自分の思想だけではない、いろんなところから色々な声がとんでくる、それは視聴者だけではなく、古舘さんはテレビ局の中でもいろいろなことを言われていたはず」と続けた。

それに対して、古舘は「消波ブロックになってくれた人には本当に感謝。それでも聞こえてくるものは聞こえてくる。ただ、あるとき、みんな俺に文句を言うことでスッキリしていることに気がついた。それで『俺は文句を言われるためにやってるんだ』と思えるようになったから続けられた」と話した。

最後に古館のイベント「古舘伊知郎のトーキングブルース 2020夏」の話になり、辛坊が「これだけの実績があるのにしゃべりの仕事、トーキングブルースを続けていることがすごい!」と言うと、古舘は「僕にはしゃべることしかない。『人生は臨終までの暇つぶし』と考えているし、これしかないのであればしゃべることで少しでも楽しんでもらいたいし、少しでも何かの役に立ちたいと思っているだけ」と明かした。

さらに、無観客でのオンライン配信となることについては、「65年間で初めての経験。お客さんと一緒に作り上げるものなのにそこにいないわけで、それをどうにかすることを考えることが、今回の俺の喜び!」と力強く語った。