映画『事故物件 恐い間取り』(8月28日公開)の完成記念イベントが21日に都内で行われ、亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、中田秀夫監督、松原タニシ(リモートでの中継参加)が登場した。

  • 亀梨和也

    亀梨和也

同作は芸人・松原タニシによる同名のベストセラーノンフィクションを映画化。前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる"事故物件"に転々と住んでいるタニシの実話をベースに、売れない芸人・山野ヤマメ(亀梨)が様々な怪奇現象に遭遇していく様子を描く。

売れない芸人役の亀梨は関西弁にも挑戦し、「どうやったら空回り感が出るかをしっかりと打ち合わせた」という。相方役の瀬戸は「めちゃくちゃコントのシーンがあるんです。めちゃくちゃ稽古したんですよ。でも、大部分がカットされたそうです」と苦笑し、中田監督は「2人ともすごいうまいんですよ。完成度が高い。面白くなりすぎるとおかしい」と弁解。亀梨は「ステージでああいう目線を浴びるということがあまりなく来た自分は、すごくラッキーだったんだな」と芸能生活を振り返り、「何やっても響かないって、1番怖かった」としみじみとした。

ヒロインの奈緒は「亀梨さんが親しみやすい空気を最初から出してくださってて、緊張せずに現場に入れましたし、本当にお優しくて」と感謝。撮影が大変だった日に、先に帰った亀梨が奈緒の好物のタン塩の焼肉弁当を差し入れたエピソードを披露する。亀梨が「ぜひ皆さん1面で」とアピールすると、木下が「交際してますね」とジョークを飛ばし、亀梨は「変な感じになりますから!」と木下につっこんでいた。

イベントでは、松原タニシの自宅ともリモート中継を実施。松原が撮影に来ると怪奇現象が起きると語っていた亀梨は、「事務所NGなんですけど」とスタッフの方を見て確認を取るふりをしつつ、松原の自宅の様子を興味深く見守る。

  • 事務所の確認を取る亀梨和也

松原が「目が合った人のもとへ行ってしまう」という人形の「みゆき」と「菊姫」を紹介すると、その場の電気が消え、キャスト陣は騒然となる。再び明かりがつくと人形が目の前に現れ、瀬戸は「ちょっと何これ! いたずらが悪質だな〜」とぼやく。恐怖演出となったが、奈緒が「同じような人形を昔から大事にしています。枕元において一緒に寝ていた」と明かしたため、亀梨は松原に「こっちは全然怖い空気なくなりました」と報告していた。