俳優の戸塚純貴が、日本テレビ系ドラマ『親バカ青春白書』(8月2日スタート、毎週日曜22:30~)の撮影秘話などを語った。

福田雄一氏が脚本統括・演出を務める同ドラマ。今田は、ムロツヨシ演じる親バカの父・小比賀太郎(ガタロー)と、永野芽郁演じるその娘・さくらが通う大学の同級生・根来恭介役を演じる。

  • 戸塚純貴=日本テレビ提供

――撮影現場の雰囲気を教えてください。

こういう状況下で、それぞれ不安だったと思います。僕もそういう不安や、久しぶりの福田組という緊張感もありました。ですが、現場にはみんなで協力し合うという仲間意識が初日からあったように感じます。ムロさんがそういう雰囲気を自然に作ってくれて、キャストの方々、スタッフさんと乗り越えていけるんじゃないかなという現場の空気を、最初からずっと感じています。ある時、(僕の役柄である)根来のYouTube撮影に“フェイスガーズ”という3人組が登場しまして。ムロさんと大志くんと僕の。カメラテスト中だけの限定登場だったので放送はされませんが、「どうも~フェイスガーズで~す」って(笑)。ピンチをチャンスに。全てを笑いに変える現場です。

――ムロさんは現場でどんな方ですか?

役者を始めた当初からすごく尊敬する先輩です。現場での雰囲気づくりはどの現場でも素晴らしいんです。僕に対しては、昔からカメラが自分抜けの時に、「今お前抜けたぞ、とか、好きなことしていいからな、全部返してやるから」と背中を押してくれたり、いいプレッシャーを与えてくださいます。これを話すと言わなくていいよとムロさんは言いますが、あえて言います。皆を笑顔にするムロさんは僕にとって最高にカッコいい存在です。

――個性的な6人の中でもひときわ個性的な印象の根来くんを演じるにあたり、今回福田監督とどんなお話をされましたか?

あ、特にないですね(笑)。今はソーシャルディスタンスで。ほんと、髪の色くらいですね。「髪色いいね」っていう話くらいです。

――印象的な青い髪は、ご自分で思いついたのですか?

まずヘアメイクさんの提案がありました。「YouTubeは明るい髪色のイメージだよね」という話から、青や赤などいろいろ提案していただいて、「青がいいんじゃないか」とこの髪色になりました。基本的に福田さんは、役者さんに自由にやらせてくださる方だと思うので、“それにしっかり胸をかりて思いっきりやる”というのが福田さんへの礼儀かなと思っています。自由度が高いからこそ、自分の武器を全面に出さないと福田さんも笑ってくださらないので、「戦いだな」といつも福田組では思っていますね。