NHKは13日、俳優の船越英一郎が主演を務めるBS時代劇『赤ひげ3』(10月23日スタート、BSP・BS4K 毎週金曜20:00~20:43 ※連続7回)の制作開始を発表した。船越のほか、中村蒼、優希美青、前田公輝、鈴木康介、山野海、久保田磨希、真凛、山崎裕太、奈緒らが出演する。

船越英一郎

『赤ひげ』『赤ひげ2』は、傑作小説『赤ひげ診療譚』を船越主演でフレッシュにドラマ化。小石川養生所を舞台に、謎めいた医師「赤ひげ」と青年医師との交流、多彩な市井の人たちを描き好評を博した。今回、より“船越赤ひげ”の魅力を横溢させた娯楽時代劇を届けるべく、新たなキャラクターも加えてパワーアップさせる。

江戸時代、貧しい者たちのために作られた小石川養生所。所長の新出去定(船越)は、恐れや親しみを込めて「赤ひげ」と呼ばれる。若き医師、保本登(中村蒼)や津川玄三(前田公輝)、田山真一郎(鈴木康介)も交え今日も貧しい者の治療に奮闘中。そんな養生所に新たに、謎めいた若い女・つぐみ(優希美青)がやってきた。女だてらに医術の心得があり、ひねくれた性格から騒動を巻き起こす。そしてつぐみの親と赤ひげには過去に因縁が。ついに、赤ひげの若き日が明らかに。そして毎回、赤ひげや医師たちのもとには、つらい事情や秘密を抱えた患者たちがやってくる。

主演の船越は「ライフワークにしたいと願っていた『赤ひげ』を三度演じる機会を得られた喜びと感謝で一杯です」とコメント。「出会いから四年を経た若き共演者達の、成長著しい姿に思わず目を細めつつ、教え教わり、刺激を与え与えられる現場はドラマの舞台である小石川養生所そのもの。今作も山本周五郎先生の数多ある作品から選りすぐった物語を『赤ひげ』の世界に移植し、濃密で 優しく胸を打つ人情話が編まれていきます。病と貧困と悲運に喘ぎながらも、暗さに飲み込まれず、明るさを求め必死に生き抜いていく登場人物たちの姿は、不安な状況に向き合う、今の私達への大いなるエールになると確信しています。『赤ひげ3』ご期待ください」と見どころを語っている。