テレビ東京は13日、スポーツの日特別番組『金メダル&名場面50連発! オリンピック ジツは話 本当は今日開幕だったんだSP』(24日20:00〜21:48)を放送することを明らかにした。

  • 左から小泉孝太郎、国分太一

    左から小泉孝太郎、国分太一

24日は東京2020オリンピックが開幕するはずだった日。同番組では、これまでのオリンピックの今だからこそ見たい伝説の名場面や、名場面に隠された裏話を紹介する。番組MCには、テレビ東京系列オリンピック中継MCの小泉孝太郎、そして、応援団長の国分太一を迎え、滝川クリステル、武井壮、吉村崇(平成ノブシコブシ)といったゲストが登場。さらに日本が誇るメダリスト・有森裕子(マラソン)、冨田洋之(体操)、松本薫(柔道)、登坂絵莉(レスリング)、丸山桂里奈 (サッカー)、上野由岐子(ソフトボール・リモート出演)が出演し、オリンピックの栄光の舞台裏にあった話を初披露する。

小泉孝太郎&国分太一 コメント

・収録を終えた感想は?

小泉:本当ならば放送当日にオリンピックの開会式が行われていたんだなと…そのなんとも言えない複雑な思いもあるのですが、国分さんと一緒に改めてオリンピックやスポーツの素晴らしさというのを、番組を通して感じることができました。初めて知るエピソードもたくさんあったので、より一年後が楽しみになりましたし、今は我慢することが多いですけども、今日を機にますます1年後に開催されていて欲しいという気持ちが強くなりました。

国分:いま小泉さんからお話が出たように、やっぱり本当は開催されるはずだったこの月をどうやって過ごしていくか…アスリートの皆さんはこの1年間を準備に使うというような話も色々出ていますけれども、この番組も1年後への準備に向けた内容になったのではないかなと思います。やっぱりスポーツってどんな時でも僕たちに元気と勇気をくれますし、それは過去の映像でも関係ないんだなと改めて思いましたね。結果はわかっていても盛り上がれる。すごく楽しかったです。

・今日の収録で印象に残ったもの、面白かった話

小泉:これ結構難しい質問ですよね。一つ一つ掘り下げたい場面がたくさんあったじゃないですか、過去のオリンピックから。

国分:この番組、2時間番組でしたっけ? 3時間やるべきですよ! 知らなかった話も、今までも見てきた名場面も楽しめましたし、なによりもこの“ジツは話”っていうとこですよね。今まであんまり表に出てこなかったような話がたくさん出てきたので…元アスリートの方も豪華ゲストとして入ってますし、その人たちからも「実はあのメダルの裏ではこんなことがあった」という話が聞けたりして、ひとつに決められないですね。

小泉:ソフトボールの上野由岐子投手のメンタルの強さ。実はあの大会の決勝戦の日に体がそういう状態だったんだっていうのを初めて知ったので、本当に驚きました。ちょっともう人間離れしているような強靭な精神力、感じましたね。視聴者の皆さんもあの上野投手のメンタルの強さから元気をもらえるんじゃないかなと思います。

・「幼少期伝説」というコーナーにちなみ、幼少期の伝説は?

小泉:太一さんは小さい頃の写真も披露してくださったじゃないですか。あんなにバントが上手い幼少期の人、いないんじゃないですか?(番組内で、野球のユニフォームを着た国分の幼少期の写真を紹介)

国分:オンエアされるかわからないですが、阪神タイガースのユニフォームを着ながら西武ライオンズの帽子をかぶっている時点で、もう“伝説の男”になっているんじゃないかなと思うんですけどもね。その時のポーズが、バット持っているんですけどバントの構えっていう。小学生にもなってない子がバントのフォームはしないんじゃないかなって…。でもその時からそういういぶし銀系が好きだったので。

小泉:ちょっと恥ずかしい話なんですけど…大人が晩酌する時の酒の肴が子供の頃から好きで(笑)。「あ、こいつは酒飲みになるな」ってみんなに言われたぐらい…本当にそうなりましたからね。銀杏とかへしことか塩辛とか、ちょっとしたつまみがお酒を飲む遥か昔から好きでした。

・2人の身の回りの出来事で我慢できないことは?

国分:僕はフットサルをプライベートでやっているのですが、まだできていないんですよね。もうそろそろ我慢できなくなってきてるなと思います。

小泉:今年は春先暖かくなったらゴルフ行こうって計画したのですが、今年一度も行けていないので、ゴルフですね。ゴルフはほんと我慢しています。

・改めて、見どころは?

小泉:残念ながら今年の2020年のオリンピックっていうのは実現できなかったですけど、どうにか来年開催される事を本当に多くの人が願っていると思いますし、スポーツでしか味わえない感動だったり素晴らしさっていうのが絶対あると思います。この番組にもそのスポーツ選手の魅力がたくさん詰まっているので、その気持ちをこれからも多くの人と共有していきたいですね。そして1年後、東京オリンピックが開催される時に、またさらにみんなと「スポーツって素晴らしいよね」「オリンピックって素晴らしいよね」っていう気持ちを一気に炸裂させられる時が来ることを、本当に切に願っています。

国分:オリンピックに出場する選手たちに、僕的には金メダルを望んでしまうけれども、参加するまでに色々な人生を送り、経験があって、やっとご褒美のように来るメダルっていうのもあると思うんです。そんな表だけではない人生を番組で見ることが出来ました。この番組を見てもらえたら来年のオリンピックも、もっともっと楽しめるのではないかと思います。

近藤貞治プロデューサー(テレビ東京 スポーツ局)コメント

コロナ禍における自粛で、あらゆるスポーツイベントが中止になりました。東京オリンピックはもちろん、プロ野球、サッカー、ゴルフ、学校の部活動まで、コロナは人々からスポーツを奪いました。再開を望む声がある一方、命にかかわるときにスポーツをしている場合かという世論に、悩みもがく数か月でした。…スポーツは不要なのか?
しかし今回の番組収録を経て、確信しました。…スポーツは必要だと。
小泉さん、国分さんのスポーツへの熱量、想いは、我々スタッフ以上でしたし、ゲストの方、メダリストの方含めて、スタジオ全員がスポーツの映像にくぎ付けになりました。みんな、スポーツを熱望していたんですね。
7月24日。本来ならばオリンピックが開幕していた日だったんだというノスタルジーを感じながら、ぜひご覧いただければと思います。さぁ、スポーツの時間です。