映画『私がモテてどうすんだ』(7月10日公開)の公開記念舞台挨拶が11日に都内で行われ、吉野北人、神尾楓珠、山口乃々華(E-girls)、富田望生、伊藤あさひ、奥野壮、平沼紀久監督が登場した。

  • 前列左から山口乃々華、吉野北人、神尾楓珠。後列左から平沼紀久監督、富田望生、伊藤あさひ、奥野壮

    前列左から山口乃々華、吉野北人、神尾楓珠。後列左から平沼紀久監督、富田望生、伊藤あさひ、奥野壮

同作はぢゅん子作で第40回講談社漫画賞・少女部門を受賞、累計300万部突破で2016年にはテレビアニメ化もされた人気少女漫画の実写化作品。「BL」を妄想するのが大好きな超ド級のヲタク女子・芹沼花依(山口乃々華/富田望生)が、ある日愛するアニメのキャラが死んだショックで激ヤセしてしまったことで、誰もが振り向くほどの超美人に変身し、学校のスーパーイケメン4人(吉野北人、神尾楓珠、伊藤あさひ、奥野壮)が押し寄せる。

今回は無観客で舞台あいさつを行い、全国の映画館へ生中継が行われた。宮崎出身の吉野は「みんな、元気しちょっけ? 今は大変やけど、一緒に頑張ろうね」、大阪出身の奥野は「舞台挨拶も楽しく見てくれたらええなって思ってます。ありがとう」とそれぞれ地元へ語りかけた。

また、エンディングで全員で踊るシーンも注目されていたが、吉野が「僕は一応ダンスをやってるのでまだ大丈夫でしたけど、楓珠とか、本番前までは焦ってたよね」と暴露し、神尾は「おいやめろ!」と焦る。神尾が「俺だけじゃない、あさひもだろ!」と伊藤の名前を出すと、伊藤は「巻き込むな!」とつっこんでいた。

「振りのキレとかはもう、無理じゃないですか。とにかく笑顔で楽しもうと」とダンスの苦労を明かす神尾に、伊藤も「ダンスの全部が大変ですよ。すごい隣を見たくなっちゃうんですよ。カメラを真っ直ぐ向いて笑顔でというのが難しかったです」と振り返る。「ずっとクラシックバレエやってたので、不得意な方ではなかったですね」(奥野)、「私はののちゃんがいるので安心でした。全部フリも教えてもらって、振り入れしてもらった」(富田)とそれぞれダンスへの向き合い方を語ると、ダンサーとして活躍する山口は「みんなすごい完璧でした」と称えていた。

イベントでは、その場でキャスト・監督全員で主題歌に合わせた「私モテダンス」を披露。踊り終えた奥野が「完璧でしたね。みんな!」と喜ぶと、神尾も「今までで1番うまくできたと思う」と自信を見せた。

最後に吉野は、「コロナウイルスで大変な状況が続きますけど、この作品を見て少しでも不安な思いだったり、ストレスだったりを解き放っていければいいなと思ういます」とメッセージを贈る。「ぜひ何回でも見て、ハッピーな気持ちになってもらえれば」と締め括った。