東武鉄道は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から運休していた「SL大樹」(鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉間を運行)について、国内における外出自粛の段階的緩和の状況を踏まえ、7月4日から運転再開すると発表した。

  • 「SL大樹」が7月4日から運転再開

「SL大樹」は当分の間、座席数を限定して発売。7月4日の「SL大樹1号」から運転再開し、下今市発鬼怒川温泉行「SL大樹1・5号」、鬼怒川温泉発下今市行「SL大樹2・6号」を運転する予定となっている。なお、「DL大樹3・4・7・8号」については当面運休とする。

SL座席指定券については、東武線各駅(押上駅・寄居駅と駅員無配置駅は除く)、東武トップツアーズ、主要旅行会社のほか、「SL大樹」「DL大樹」インターネット購入・予約サービスにて、乗車日1カ月前から販売開始される。

座席の発売に関して、当面は客車1両分の発売を見合わせ、総座席数に対して約6割程度の発売数にするとのこと。発売を見合わせた座席については、ソーシャルディスタンスの確保を目的として、乗客が他の号車から移動して自由に利用できるよう開放する(乗車する列車のSL座席指定券を持っている人に限る)。

その他、乗車にあたり、発熱(37.5度以上)や体調不良の場合には乗車を遠慮し、マスク着用での乗車、乗車の際に手指を消毒することへの協力を求めている。