女優の柳ゆり菜が、23日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『探偵・由利麟太郎』(毎週火曜21:00~)の第2話にゲスト出演する。

柳ゆり菜=カンテレ提供

柳が演じるのは、祇園のクラブ「マダム・シルク」のホステス・神崎美沙子。きつい性格で、同じ店で働くホステスの吉岡エマ(水上京香)を強く敵視し、いじめる存在だ。

一方のエマは、えたいの知れない“黒い影”に襲われる悪夢に悩まされ、心を病み、血まみれの女性の幻覚を見るなど、何かにとりつかれたように、意味不明な言動を繰り返す。そんなエマに嫌気がさした美沙子は、エマを「男の気をひいている虚言女」と激しく罵倒する。

エマの恋人である五月翔太(赤楚衛二)が、美沙子の元恋人であるなど、複雑な恋愛関係もあり、ドロドロとした愛憎劇が展開される。そしてある日、何者かに腕を切断された美沙子の遺体が発見される…。

台本を読んで「すごく難しいなと思いました。妄想なのか、現実なのか、よくわからないシーンもあって、難解な台本だなと。性格のきつい女の子のオファーをいただくことが多いのですが(笑)、その中でも上位に入るくらいのきつい女の子でした。どう演じようかと最初はとても悩みました」という柳。

今回の役柄については「とても強い女の子で…嫌な女の子なんですけど、嫌な女の子に“なってしまった子”なんじゃないかなというイメージで演じていました。エマちゃんみたいなかわいくて、か弱い女の子が周りにいると、どうしても強い女の子って、意地悪な役回りになってしまう瞬間があるんじゃないかなと思いました。根っから悪い子というよりは、性格の強さゆえに、だんだん周りの態度とかそういった要素もあって、自分が嫌な女になっていってしまった。そういうイメージです」と語り、実際に演じて「思いっきり感情を発散するので、スッキリするというか、スカッとはするんです。ただ、意地悪をする理由はきっとあると思うんですけど、人を傷つける瞬間が多いので、あとでちょっとした自己嫌悪になってしまうこともあります(笑)」と語った。