きょう31日に放送されるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)の第20回に、風間俊介演じる松平元康(徳川家康)が初登場する。
風間演じる松平元康(徳川家康)は、徳川幕府の創始者。幼少時より、駿河の今川と尾張の織田の間で人質となり、母と離れて孤独な子ども時代を過ごす。桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。のちに今川から独立し、三河の戦国大名として織田信長と同盟を結ぶ。
風間は「『麒麟がくる』の制作が決まったとき、一視聴者としてとても楽しみにしていたのですが、徳川家康役で出演が決まったと聞いて、大変驚きました。大河ドラマ出演は、『西郷どん』以来2作目ですが、大河ドラマへの憧れが強すぎるせいか、未だにドキドキして、緊張し続けています」と心境を告白。
演じる家康について、「ひとつの固定したイメージだけで描かれるわけではなく、作品の視点によって描かれ方が全く異なりますので、とても多面的で面白い人物だと思います。現代から見た家康は、徳川幕府を開いた人物であり、たぬきであり、すごい人というイメージですけど、これはあくまで晩年の家康のイメージです。今演じている元康は、まだ何者でもないですし、立場が弱い武将ですから、晩年の家康からは逆算して考えないようにしています。晩年の家康に至るまでは何十年もかかりますし、小さい頃からそのイメージのまま、ということはありませんので、みなさんの持っている家康のイメージから、ギャップが出ればいいなと思っています」と語る。
そして、「『麒麟がくる』のストーリーの中では、徳川家康は竹千代として既に登場しています。竹千代が僕に変わるということは、他のキャラクターもそれだけ時間を積み重ねてきていますので、『こんなに時間が経ったんだ』と、時の流れを感じていただけるのではないかと思います」と述べ、「また、松平元康が登場するということは、歴史が大きく動く瞬間でもあります。それぞれの武将の勢力図も変わっていきますので、ここからさらに面白くなると思います。家康だけではなく、この時代の大きくうごめく流れが変わる瞬間に、みなさん是非一緒に立ち会っていただきたいと思います」とメッセージ。「今後シーンとしてあるかどうか分かりませんが、光秀と一緒に干し柿を食べるシーンをやりたいですね(笑)」と希望した。
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