民放テレビキー5局を傘下に持つ持株会社の19年度(19年4月~20年3月)決算が14日、出そろった。20年度(20年4月~21年3月)の業績予想については「未定」とする社が相次いだ。

  • (上段左から)日本テレビ、TBS、テレビ東京 (下段左から)テレビ朝日、フジテレビ

13日に発表したフジ・メディア・ホールディングス、14日に発表した日本テレビホールディングス、テレビ朝日ホールディングスは、新型コロナウイルス感染拡大の影響が現時点で算定できないとし、20年度の業績予想を「未定」とした。

14日に発表した東京放送(TBS)ホールディングスは、新型コロナの影響が第1四半期(4~6月)いっぱい続き、それ以降は回復に向かうという前提で業績予想を算定。売上高は3,238億円(前年比9.2%減)、営業利益は29億円(同77.9%減)、経常利益は10.2億円(同52.1%減)、純利益55億円(同81.8%減)とした。

同日発表したテレビ東京ホールディングスは、新型コロナの影響を「暫定的に見込んで」算定。売上高は1,407億円(前年比3.1%減)、営業利益は32.4億円(同36.8%減)、経常利益は33.2億円(同35.7%減)、純利益18.4億円(同29.0%減)とした。