ジャニーズ事務所は12日、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにチャリティーソングの制作を開始することを発表した。所属アーティスト総勢76人で期間限定ユニット「Twenty★Twenty」を結成。長期にわたりチャリティー活動を行っている櫻井和寿(Mr.Children)が書き下ろした楽曲「smile」を歌唱する。

  • 期間限定ユニット「Twenty★Twenty」結成

期間限定ユニット「Twenty★Twenty」に参加するのは、V6、KinKi Kids、嵐、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、山下智久、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、SixTONES、Snow Manの15組76人。滝沢秀明氏がプロデュースを手掛ける。

KinKi Kidsは、阪神淡路大震災支援のために結成された「J-FRIENDS」にも参加しており、「阪神淡路大震災という未曾有の災害が日本を襲った中、若かった僕たちなりに何かできることはないか、音楽で少しでも元気を出して貰うお手伝いができればと取り組ませていただきました」と当時を回顧。

そして今回のプロジェクトについて「国内外を問わず、エンターテイメントのあり方も見直されている今、自分たちに何かできることはないか。お役に立てるのなら、音楽というものが誰かの力、そして支えになることを信じて今回参加致しました」と思いを明かした。

また、「櫻井さんから頂いた楽曲の歌詞の中に『泣いてたことなんか忘れるくらいのsmile smile』や『君の笑顔に逢えるそれだけで生きていける僕がいる』という言葉があります」と歌詞の一部を紹介。

「今はとても苦しく、我慢の時です。一人一人が今と自分と向き合って、未来を考えていると思います。自分が愛する人、自分を愛してくれる人を想いやりながら、新しい明日に迎えれば、必ずまた笑顔で過ごせる日が、皆で歌える未来が訪れると思います。僕らの歌声がそんな今と向き合い闘っている皆様の支えとなるよう、心より愛を込めて歌わせていただきました。一日も早くこの状況が終息することを願っております。そして、この過酷な状況の中、支えてくださっている方々への感謝をお伝えできる機会を作り続けていけたらと思います」とメッセージを寄せた。

ジャニーズグループでは、新型コロナウイルス感染拡大防止を支援する活動を「Smile Up! Project」として展開中。現在、医療機関で不足している医療用マスクや防護服を調達し、必要な医療機関にお届けする活動を続けており、「Smile Up! Project」の一つの取り組みとしてチャリティーソングの制作が開始された。

  • 櫻井和寿