お笑いコンビの博多華丸・大吉がMCを務めるフジテレビ系特番『Dr.ミステリーの事件簿 ~人体のナゾを解け!~』が、17日(20:00~21:54)に放送される。

  • 顔がダイヤの形に腫れた女性

この番組は、世界で本当にあったミステリアスな事件をもとに、未知の世界・人体に秘められた謎を解き明かすというもの。スタジオゲストには三田寛子とゆきぽよが登場し、謎に満ちた人体ミステリーの真相を推理する。

登場するのは、2時間で記憶をなくす少女の奇跡の治療。アメリカ・イリノイ州に住む16歳のライリーは、イベントで観客の1人とぶつかる事故にあった。救急車で病院へ運ばれた彼女の最初の診断は「足のけが」。しかし、その事故以来ライリーは、記憶に障害が出るようになってしまった。前日の記憶はおろか、わずか2時間前の出来事も忘れてしまうのだ。別の病院で頭部のCT検査やMRI検査を行ったが、いずれも脳に異常は見られなかった。

原因が分からないまま数カ月が経過し、母親のサラがSNSで助けを求めたところ、“彼女の症状に心当たりがある”との情報が舞い込んできた。「記憶がなくなる謎を解明できるかもしれない」とライリーが向かったのは、アメリカ・ユタ州にある脳専門のクリニック。そこで行った最新の検査によって、彼女の脳に「ある異常」が起きていることが判明し、ライリーは薬を使わない画期的な治療プログラムに挑む。果たして彼女は普通の日常を取り戻すことができるのか…。

  • ライリーの治療に密着

  • 事故当時の様子をドラマで再現

また、20年以上“食べ物”に恐怖を感じる女性も登場。イギリス中部の町に暮らすキャンディスは、子供の頃から20年以上“食べ物”への恐怖と闘ってきた。「ポテトチップス以外、どんな食べ物も味がしない」と語る彼女の食事は、ポテトチップスや大量の塩をかけたチキンナゲット、フライドポテトばかり。しかも、2週間で7食しか食べることができず、無理に食べようとするとパニックに陥るという。

そんなキャンディスの抱える恐怖は、友人や家族にさえ理解してもらえず、「食べ物の好き嫌いが激しいだけだ」と思われてきた。「どうにかしてこの苦しみから逃れたい」と自力で調べ続けた結果、彼女の症状は「回避・制限性食物摂取症」という病気だと判明する。さらに、この病気をわずか1時間で治せる人物がいると知り、キャンディスはロンドンへ向かった。そしてついに、彼女が食べ物に恐怖を感じるようになった意外な原因が明らかになる。

  • 食べ物の恐怖と闘うキャンディス

治療の様子に密着して撮影された映像に、博多大吉は「ものすごいドキュメント」とうなるほど。このほかにも、番組ではある生活習慣が理由で顔がトランプのダイヤの形に腫れてしまった女性や、27年ぶりに昏睡(こんすい)状態から目覚めた母親のエピソードを取り上げる。

西村陽次郎チーフプロデューサーは「今回、原因不明の症状に苦しむ人々が、私たちの取材中に治っていく姿、その“瞬間”をカメラに収めることができた。驚くべき映像ドキュメンタリーとしても興味深く見られる番組だ。一体なぜ、こんなことが起きるのか…私たちの体に秘められた“神秘”と“謎”をテレビの前で一緒に解き明かしていただければと思う」と話している。

  • 博多華丸(左)と大吉

(C)フジテレビ