お笑いコンビ・ピースの綾部祐二が、ドリームワークス・アニメーションの最新作『トロールズ ミュージック★パワー』(10月公開)のワールド・マーケティングプロデューサーに就任。同スタジオを訪問し、声を演じたアナ・ケンドリック、ジャスティン・ティンバーレイクにインタビューを敢行した特別映像が9日、公開された。

  • 左からアナ・ケンドリック、綾部祐二、ジャスティン・ティンバーレイク

『シュレック』や『ボス・ベイビー』のドリームワークス・アニメーションの最新作となる本作は、ポピー達に届いたロック族のクィーン・バーブからの一通の手紙から始まる。それをきっかけにトロール達の封印されていた秘密が明らかに。そして、全トロールを救うためポピーと仲間達が未知なる世界へと旅立つ。

映画の都ハリウッドに高級リムジンに乗って颯爽と現れたのは、“最重要依頼”を受けたというNY在住の綾部。スーツにサングラスというハリウッドスターさながらのキメキメルックの綾部は、本作を楽しみに待つ日本のファンに向けて映画の魅力を伝えるため、本作の“WMP”ことワールド・マーケティングプロデューサーとしてドリームワークス・アニメーション・スタジオに招待された。

NBC Universalの担当者は「祐二とトロールズの明るさがぴったりだと思ったの。トロールズの魅力を世界に広めてもらうには彼にお願いするべきだと思ったわ」と綾部がWMPに適任であることを力説。綾部もアメリカでの生活の中で友人の子供が家に行くと『トロールズ』をずっと見ていると本シリーズの人気ぶりを実感していると言い、「子供だけじゃなくて大人が観ても楽しいのはもちろん感動的だし、最新作にお仕事でお招きいただきうれしい限り!」とWMP任命に喜びの表情を見せる。

今回綾部が訪れたのは、スティーブン・スピルバーグによって設立され、数々の賞を受賞しているハリウッドを代表するスタジオ。そんな貴重な場所で、本作の主人公ポピー役のアナ・ケンドリック、ブランチ役のジャスティン・ティンバーレイク、監督のウォルト・ドーンにインタビューをするという重大任務を敢行した。

6分しかない取材時間を有効なものにしようと意気込む綾部にスタッフが「通訳さんも用意していますが、どうされますか」と尋ねると、綾部は「失礼になりますから、帰れって言うのも。本当は自分で行こうかと思ったんですけど…呼んでるんだったら来ていただきますよ」と返し、日本語でインタビューすることに。

綾部が日本に宣伝していくポイントについて問うと、ジャスティンは大スターを前に緊張で顔をこわばらせていた綾部に「まず笑顔だね」と優しくアドバイスし、「映画のメッセージはみんな自分らしくいていいんだということ。個性があることは素晴らしいことだからね。そのメッセージを広めて欲しいな」とアピール。続けてアナは「喜びを広めることね。あなたは楽しそうな人だからこのお役目はぴったりね」と背中を押す。

また、本作の監督ウォルト・ドーンは「日本の皆さんが楽しんでくれることを願っているよ。日本の文化やアニメに影響を受けているからね。旅行した国の中で日本が一番好きなんだ。気に入ってもらえたらすごく嬉しいよ」と日本好きだからこそのコメントを寄せ、綾部は重大な任務を無事に終えた。なお、綾部とスタジオで働く日本人クリエイターとの対談も実現しており、続報として近日映像が公開される。