お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が2日深夜、ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)に出演。新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)を悼んだ。

ナインティナインの岡村隆史

岡村は「暗い感じでしゃべり出すと、天国におられる志村さんに『そんなしゃべり方するなよ』と言われそうなんで、普通にと思っているんですけど」と話し始め、「不謹慎かもわからないんですが、まだ全然実感もなくて、志村さんと会えないという実感が全然なくて、まだお仕事できるような感覚でいてしまっているんです」と心境を告白。

「追悼でやられていた番組もまだ見れてないんです」と明かし、「聞いたときに『え! うそやろ』っていう思いがすごくあったんですけど、いまだに何の実感もわいていない。僕の中でどうここから飲み込んでいこうかなと思っているくらい。だからまだ全然整理もできてない」と語った。

そして、「この世界に入って30年くらいになりますけれども、僕がバラエティ番組でやる動きや表情は、ほぼほぼ志村さんのコピー。パクリに近いと思います。それでご飯を食べさせてもらっているところもありまして」と告白。「僕なんかどっぷりドリフを見て育ってきて、それが勝手に体の中に染みついていて、自分が面白いことしよう、学校で人気者になろうって思ったときに、ドリフを真似する、そういうことでなんとか人気者になってきた」と振り返った。

続けて、「全部、ほんまにそうなんです。パクリなんです。7:志村さん、3:加藤茶さん、かな。でも仲本工事さんも入っているか、器械体操やってましたから」と説明。「お笑いって、面白いことってなんやろうってなったときに、一番最初に面白いことってなったのはやっぱりドリフターズ。そこからひょうきん族になっていったり、とんねるずさんになったりということはあったんですけど、ずっと志村けんさんがいて」と志村さんの存在の大きさを語った。

さらに、「まさか一緒にお仕事をさせていただくことになるとは思っていなかったですし、一緒にご飯食べにつれていってもらったり、飲みにつれていってもらったり、お姉ちゃんがいっぱいいるところにつれていってもらったり、夢のような時間を過ごさせてもらったと思っています」とプライベートでの交流も振り返り、「まだまだ教えてもらいたいこともありましたし、まだまだパクらせてもらわないといけないことがたくさんあった。それができないと思うと残念なんですけど、僕の中ではまだ本当に、実感がないというのが本当のところ」と吐露した。