29年ぶりにドラマ化される『東京ラブストーリー』(FOD、Amazonプライム・ビデオ 29日配信スタート、毎週水曜0:00最新話配信)の制作発表会が1日、東京・台場のフジテレビで行われた。

  • (左から)石井杏奈、伊藤健太郎、石橋静河、清原翔

新型コロナウィルスの影響で観客や取材陣を招待せず、無観客で行われた同会には、主演の伊藤健太郎(永尾完治役)、石橋静河(赤名リカ役)、清原翔(三上健一役)、石井杏奈(関口さとみ役)が登壇し、撮影の思い出や作品の見どころについてトークショーを実施。

冒頭、「前作が放送されている当時は生まれてもいなかった」と語った伊藤は「そんな僕らでも知っている作品だったので、令和版の主人公として出演させてもらえることは素直にうれしかった」と率直な気持ちを伝え、他の共演者とともにオファーを受けた時の喜びを伝えた。

オファーを受けた後に前作のドラマを見たかという質問に対し、伊藤以外全員「見ていない」と回答。その理由として石橋は「伝説的なインパクトのある作品だと思うので見てしまうと演技に影響が出ると思ったので、原作の漫画だけ読みました」と話し、石井もそれにうなずいた。

一方、1人だけ「見た」と答えた伊藤は「僕も(演技が)引っ張られやすいので、とてもラフな気持ちで見ました」といい、「ファッション1つにしろ、時代背景にしろ全部違ったけどリンクしている部分もあるので演じていてすごく楽しめました」とコメント。それに対し、石橋は「時代も違って、今生きている若者感情と当時の若者の感情はやはり少し違うと思うので、あえて前作は見ずに自由に演じたかった」と考えを述べた。

清原は、台本を読んで「人の恋愛を学ばせてもらいました。僕はまだまだ恋愛ができていないなと。主役の完治に対しては共感を持つ部分もありましたが、僕が演じた三上は共感できない部分が多かったので少し抵抗がありました。というのも、おおっぴらに女性が好きな部分をさらけ出せるのは、リスペクトする部分もありますが僕にはできないですね」と話し、伊藤の「(普段の清原の)まんまでしょ?」というツッコミに「まんまだったら問題ないよ」と切り返し、笑いを誘っていた。

対する石井は「(自分が演じたさとみの気持ちが)分かるなっと思いながら台本を読んでいました。女性だったら恋した時に同じ気持ちになるんじゃないかな」と台本を読んだときの共感を述べた。

そして、今回が王道の恋愛作品に初挑戦だという伊藤は「本当に大変に感じました。他のジャンルももちろん大変さはありますが、体力的な部分ではなく精神的な部分、喜んだり悲しんだり怒ったりの感情の起伏が大変でした。さっき喜んでいたと思ったら次は泣かなきゃいけないとか、めくるめくシーンを撮影しないといけない難しさは恋愛モノならではだと感じました」とコメント。

また、感情の豊かな女性でる石橋が演じた赤名リカという役柄について、石井は「すごく好きです。私が男だったらリカみたいな女性に振り回されたいと思う」と語った。