きょう31日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドキュメンタリー番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、いちご農家の女性に密着する。

  • 『セブンルール』の密着を受ける山中歩さん=カンテレ提供

さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、山口・岩国市で夫と共にいちご農園を経営する山中歩さん(38)だ。

畑の規模は、決して広くないが、その分丁寧に育てられている彼女のいちご。もぎたての完熟いちごを直接販売している小屋には、連日行列ができる。手間ひまをかけて育てられているにもかかわらず、その価格は小粒で1パック450円、中粒でも540円と、ごく一般的な相場だ。

味よし、価格よしのいちごを育てている彼女だが、かつては世界規模の農薬メーカーに勤めるエリート研究スタッフだった。グローバル企業での恵まれた待遇を捨て、なぜ農家に転身したのか。そこには、ある理由があった。

81年、大阪府に生まれた山中さんは、果物農家だった祖父の作る梨が大好きだった。農家の役に立ちたいという夢を持ち、理系の大学院で研究。その後、農薬メーカーの研究スタッフとなったが、入社早々に大きな矛盾を感じてしまう。農薬は、天候や病気の影響で作物が不作の時に売れるが、農家が苦しい時期に会社の売上が伸びるのを、彼女は喜べなかった。

会社を退社し、夫婦で2年間の農業研修などを経て夫の故郷・山口県にいちご農園をオープン。最初は、育成に失敗したこともあったが、3年目になって軌道に乗り始めた。現在11年目となる。

おいしいいちごを育てるために、彼女は今もさまざまな研究を続けている。なぜ、そこまでひた向きになれるのか…。

スタジオでは、“好きな果物ラインキング”の話題になり、YOUが迷うことなく「いちごが1位!」と話す中、他の3人は、それぞれにマンゴーやシャインマスカット、梨などの魅力を語り出す。しかし、収録当日の朝に採れたばかりの山中さんのいちごを口にした若林正恭は「酸味もしっかりあって甘みもすごい! すみません、参りました!」と話し、“好きな果物ランキング”に変化が!?

さらに、山中さんのあるルールから、夫婦ゲンカをするかどうかの話題になると、若林は「お互いに50と50の間を探すタイプ」と語る。一方、青木崇高は、妻・優香が不機嫌な時につい言ってしまったある言葉を明かし、スタジオは笑いに包まれる。