●母の反対も、この日につながる"奇跡"のひとつ

――さらに今回、特典映像も収録されるとのことですが。

はい。ライブのリハーサルとか、当日のゲネプロでは母も出てくるんです。「SHINY DAYS」のラララのところをバンドメンバーとリハーサルするとき、ただやるだけじゃつまんないなと思って、「関係者の人ー!」とか遊びながらやっているなかで、母がゲネプロを観ていたから「じゃあ、亜咲花のママー!」とか言って客席に降りていって歌わせて(笑)。でも母に言われましたもん。「もっと上手に歌えばよかった。あそこだけ録り直ししてもいいですか?」って。ホント、ユニークな人なんですよ。

――たしかに(笑)。

父は映像で出ていましたけど、母は私のMCとかでしか出させてあげられなかったから、亜咲花ファミリーをでしゃばりすぎずいい具合で出してあげられたのは嬉しかったですね。でも、私がアニソン歌手になることをいちばん反対したのは、母だったんですよ。

元々「プロゴルファーになりたい」って言ってゴルフも習わせてもらったし、「通訳になりたい」って中高一貫の国際校に通わせてもらった。たぶんいちばん私が振り回したのが母だから、きっと「どうせまた、すぐ夢変わっちゃうんでしょ?」って思っていたはずなんです。だから、母を説得するためにオーディションを受け始めて、カラオケ大会に出て実績を残そうとし始めたんです。それこそもっと本格的に説得したいと思ってボイトレのスクールにも通い始めましたし。

――お父様が探してくれたという。

そう。でも元々は説得材料のためだったものが重なってデビューできて、自分ももっと歌が好きになって……となっていったので、もし母が反対してなくて全部夢を応援していたら、自分の実力を過信してボイトレに行くこともなかっただろうし、反対されたからこそ燃え上がった気持ちが夢に繋がったんだろうし……たぶんひとつでも抜けたら実現しなかった。

ほんとにすごい奇跡の重なりだなと思っています。だから今回、子供から大人になる瞬間にたくさん親への気持ちを伝えなきゃと思って、特別にMCでも家族への感謝の気持ちを多めに言わせていただきました。きっと、自分は何十年もアニソン歌手として歌っていくと思うんですけど、この映像はたぶんいつ見てもうるっとくるんじゃないかな。

――最後に、ちょっと気が早いとは思うんですが、もし次ワンマンをやれるとしたらそこでやってみたいことは?

またイスがある会場で……次はホールでやりたいですね!今回は"感動"っていうストーリー込みで満足いただいていたと思うので、今度はストーリー抜きでひとりのアニソンアーティストとして歌で勝負して、みんなを満足させるというところにポイントを置きたいです。でも「大人になったから」って変にマジメすぎるライブになるのではなく、さっき言ったように唯一無二の、「亜咲花のライブはこうだよね」っていう定義をどんどん作っていきたいですね。

●亜咲花 20th Birthday Live ~EVE~

発売日:3月25日
価格:5,000円(税抜)
【収録曲】
1.Opening
2.Raise Your Heart!!
3.Just A Way You Are
4.KILL ME One More Time
5.Round of new thing
6.Unfulfilled Butterfly
7.MC
8.この世の果てで恋を唄う少女
9.神の数式
10.MC
11.Marine SNOW
12.CITYSCAPE
13.My Love
14.MC
15.Edelweiss
16.SHINY DAYS
17.アンコール映像&MC
18.終わらない夢
19.MC
20.Open your eyes
特典映像:ライブ舞台裏映像