デンソーウェーブが開発した新型QRコード「tQR」を用いたホームドア開閉制御システムが、3月14日から神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅で運用開始された。関西圏の鉄道事業者での運用は今回が初めてだという。

  • 新型QRコードを用いたホームドア開閉制御システムのイメージ

「tQR」を採用したこのシステムは、車両に貼付した新型QRコードを駅のホームに設置したスキャナーで読み取ることで車両扉の開閉を検知し、それと連動してホームドアが自動的に開閉するしくみ。三宮駅ではこれまで、乗務員が車両ドアとホームドアを別々に手動で開閉していたが、このシステムの導入により、車両扉の制御のみで済むようになり、乗務員の業務負荷が軽減される。車両改修にかかる費用や期間も、従来の開閉制御システムより削減できたという。

神戸市交通局では、今後の可動式ホーム柵についても、この「tQR」を用いたホームドア開閉制御システムの採用を検討しているとのこと。