俳優の柄本佑が主演したNHKのドラマ『心の傷を癒すということ』(1月18日~2月8日放送)が、ギャラクシー賞のテレビ部門2月度月間賞を受賞した。

柄本佑

このドラマは、阪神・淡路大震災の際、被災者の心のケアに奮闘した実在の精神科医をモデルに、日本の精神医療の現場を描いた作品。同賞では「彼の被災者への態度同様、優しく丁寧に寄り添い続けるようなドラマだった。ひとつひとつのシーンが感情の密度が濃く、主演の柄本佑のセリフ回しひとつをとっても、いかに緻密にドラマ化されたかが伺えた」と講評している。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。2月度はほかにも、『ザ・フォーカス「ヤジと民主主義~警察が排除するもの~」 』(北海道放送、2月2日放送)、『イントレランスの時代』(RKB毎日放送、2月2日放送)、『NNNドキュメント’20「静かな時限爆弾~阪神大震災25年迫るアスベストの脅威~」 』(読売テレビ、2月16日放送)が受賞している。