女優の上白石萌音と俳優の佐藤健が出演しているTBS系連続ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(毎週火曜22:00~)がいよいよ、きょう17日に最終回を迎える。

  • 『恋はつづくよどこまでも』

    『恋はつづくよどこまでも』佐倉七瀬役の上白石萌音と天堂浬役の佐藤健

主人公の新米ナース・佐倉七瀬(上白石)と、七瀬が一目ぼれをした超ドSドクター・天堂浬(佐藤)の胸キュンラブストーリーは、回を重ねるごとにSNSを中心に大盛り上がり。第6話から4週連続で視聴率を伸ばし、10日放送の第9話では14.7%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。無料見逃し配信も第7話で302万回再生を記録し、これまで同局で1位だった『逃げるは恥だが役に立つ』の最終回での266万回を上回り、第8話でさらに更新した。

番組公式ツイッターのフォロワー数は38万人、インスタグラムは94万人と、こちらも回を重ねるごとに増加。オフショットや番組の名シーンなどを公開し、SNSでも『恋つづ』ファンをキュンキュンさせている。

最近のドラマは、一話完結でわかりやすい刑事ものや医療ものなどが多い中、王道の恋愛ドラマで視聴者の心をつかんだ『恋つづ』。成功の秘訣を探るべく、本作の宮崎真佐子プロデューサーに話を聞いた。

宮崎氏は、「ミステリーやいわゆる医療ドラマは、毎話毎話の解決がありクライマックスがわかりやすいですが、ラブストーリーはそういうわかりやすいものがありません。一話一話を楽しんでもらうためにはどうしたらいいのかなということで、肝となるシーンを毎回決めて、そこでの天堂のセリフを毎回悩みに悩んでいました。『天堂担だろ』『これは治療だ』といったセリフを七瀬に向けて言うためにはどういうストーリー展開にしていけばいいのか毎回考えました」と言い、「SNSが盛り上がるためにということではありませんが、結果的に視聴者のみなさんがそのセリフで盛り上がってくれて本当に良かったです」と反響を喜んでいる。

その天堂のセリフは「原作のセリフだったり、ドラマオリジナルのセリフだったりしています」とのことだが、「原作のセリフを原作と同じシーンで言っているわけではありません。原作のセリフを違うシーンで言っていたり、そこはドラマオリジナルになっていて、原作ファンの方も、『いつあのセリフを言ってくれるんだろう』、『ここで言うんだ』と楽しんでもらえていると思います」とドラマオリジナルにアレンジしている。

■SNSにも注力! 放送終了直後に“七瀬目線”ツイート

そして、「観ている人と一緒に盛り上がれることは本当に意識しました。最近は、放送だけでなく、SNSとか、放送以外の部分でも一緒に楽しんでくれる人たちが多く、そういう方たちが自然と盛り上がってくれるような作り方が今の時代に合ってるんだなと改めて思いました」と宮崎氏。

SNSでは、オフショットや場面写真など、『恋つづ』ファンの心をくすぐる投稿が満載だが、特にこだわってきたのが放送終了直後のツイートだという。「毎回放送終了直後に必ずツイートしているんですけど、『天堂担だろ』、『これは治療だ』、『何時間でも見てられるんだろ?』といったコメントを添えて七瀬目線の投稿をするようにしています。毎回何にするってスタッフですごく話し合っています」とかなり真剣だ。この投稿により、放送終了後にキュンキュンポイントを再確認することができ、視聴者の興奮もさらに上がる。