ホンダの新型「フィット」が発売から1カ月で3万1,000台超の受注を獲得した。月間販売目標は1万台なので、計画の3倍を上回る好調な滑り出しだ。全5タイプのうち、最も売れているのはどのグレードか。ハイブリッド車とガソリン車のどちらが好評なのか。詳細を見ていきたい。

  • ホンダの新型「フィット」

    好調な滑り出しを見せるホンダの新型「フィット」(画像はSUVテイストの「CROSSTAR」というタイプ)

選ばれているタイプは?

ホンダが新型「フィット」でこだわったのは心地よさだ。具体的には「心地よい視界」「座り心地」「乗り心地」「使い心地」の4点だが、その出来栄えについて、試乗したモータージャーナリストからは好意的なレポートが届いている。

  • ホンダの新型「フィット」

    新型「フィット」は5つのタイプから選べる。写真は右から「LUXE」(リュクス)、「CROSSTAR」(クロスター)、「NESS」(ネス)、「HOME」(ホーム)、「BASIC」(ベーシック)

ホンダによると、2月13日に発売した新型フィットは、約1カ月が経過した3月16日の時点で受注台数が3万1,000台を超えたという。タイプ別の構成比は全体でBASIC19%、HOME47%、NESS6%、CROSSTAR14%、LUXE14%。ハイブリッド(e:HEV)モデルだと同12%、48%、6%、16%、18%、ガソリンエンジンモデルだと36%、45%、4%、10%、5%となる。フィットを購入した人のうち、72%がハイブリッド車を選んでいるそうだ。

人気のカラーはハイブリッドモデルが1位:プラチナホワイト・パール(24%)、2位:プレミアムサンライトホワイト・パール(19%)、3位:ルナシルバー・メタリック(11%)。ガソリンエンジンモデルは1位:プレミアムサンライトホワイト・パール(24%)、2位:ルナシルバー・メタリック(17%)、3位:プラチナホワイト・パール(13%)だった。