俳優の工藤阿須加が、カンテレ・フジテレビ系スペシャルドラマ『あと3回、君に会える』(31日21:00~)に出演することが13日、明らかになった。

  • 工藤阿須加=カンテレ提供

小さな映像制作会社に勤める玉木楓(山本美月)と、謎めいた男性・征史郎(眞栄田郷敦)とのラブストーリーを描く同作。工藤は、楓が密着することになったキッチンカーのクールなイケメンシェフ・澤村洸二を演じる。

工藤は「最初に台本を読んだときは、若者たちのリアルな恋愛観が映し出されているなと思いました。若者たちの人間関係のおもしろさやファンタジーな要素もあります。一期一会という言葉があるように、日頃僕らが当たり前に生活している中で忘れがちなことや、大切なメッセージが込められている物語だと思いました」とコメント。

役について、「最近はあまり料理をしていなかったのですが、昔は肉じゃがを作ったり、キャンプで簡単な料理は作ったりはしていましたね」とサラッと答えつつも、台本でも“クールなイケメンシェフ”“エロスだだ漏れ”という表現があるキャラクターについては「クールなイケメンシェフ、エロスだだ漏れ…ワードが強すぎて、僕にそれを求めます!?と思ったのですが、求めてくださるのであれば、1人の人間としての澤村を演じられるように頑張りたいです」と笑顔を浮かべた。

さらに「ラブストーリーと聞くと、一方的に好きとか、ライバルが現れるなどのイメージが大きいと思うのですが、このドラマはソワソワするというか、見ていてこの先どうなっていくんだろうという応援する気持ちと、征史郎か澤村かみたいな瞬間もあると思います」と予告。

共演する山本と眞栄田の印象について尋ねると「山本さんとは同じ年で、共演は2回目なので、クランクインしてみて、いい感じで進められそうな予感がしました。眞栄田さんは、今回初めてなのですが、すごく落ち着いていて、全体が見えている人だなと思いました。いろんな話しができればうれしいです」と回答。

ドラマのタイトルにちなみ、大切な人と「あと3回しか会えない」と分かってしまったらどうするかと尋ねると「僕だったらその3回をより大切に過ごしますね。そしてもしかしたらまた会えるかもしれないと思いたいですね」と答え、ドラマについて「偶然の出会いはなくて、すべての出会いは必然だと僕は思っていますし、少しでも携わったなら、その出会いを大切にすべきだなと思っています」と力強く呼びかけた。

ほかにも、新たなキャストが決定。楓の会社の後輩でアシスタントディレクターの河合花役で古川琴音。マッチングアプリで出会い、楓とデートをする男性陣に眞島秀和、水間ロン。征史郎と出会う、不倫中のサラリーマン・小倉役で塚本高史。その妻役で酒井若菜。楓の父・和志役で光石研。楓の地元・岩手県の盛岡で弁当屋を営む楓の祖母・玉木ふじ子役で吉行和子が出演する。

  • 山本美月(左)と眞栄田郷敦=同