アニメ『KING OF PRISM』のライブイベント「KING OF PRISM SUPER LIVE Shiny Seven Stars!」が2月2日、千葉・幕張メッセ 国際展示場 9~10ホールにて開催された。

  • 「KING OF PRISM SUPER LIVE Shiny Seven Stars!」

登壇者は寺島惇太(一条シン役)、斉藤壮馬(太刀花ユキノジョウ役)、畠中祐(香賀美タイガ役)、八代拓(十王院カケル役)、五十嵐雅(鷹梁ミナト役)、永塚拓馬(西園寺レオ役)、内田雄馬(涼野ユウ役)、武内駿輔(大和アレクサンダー役) 、蒼井翔太(如月ルヰ役)、小林竜之(高田馬場ジョージGS / 池袋エィス役)。

本イベントは『キンプリ』2年4カ月ぶりとなるライブイベント。オープニング映像が流れると、まずは寺島、斉藤、畠中、八代、五十嵐、長塚、内田が登場。エーデルローズ生7人による「Shiny Seven Stars!」を披露。ステージに設置された柱のようなリフトにそれぞれ立つ7人。楽曲が進むにつれ、リフトが上昇していく。特に印象的だったのはユウ役の内田。まるでユウのように、大振りな動きでパフォーマンスを見せてくれた。そして、作中よろしく「1……2……」とカウントアップしていき、「ミュージックレディースパーキング!」の掛け声でライブ本編がスタート。

トップバッターは内田の「Shiny Stellar」。花道に躍り出て、キレのあるダンスとユウのような自信たっぷりな動きを両立させていく。そしてユウのジャンプであるプリズムライブも再現。エアギター、エアドラム、エアキーボードでを披露するその姿は、まさに全知全能の神ゼウスの名にふさわしいものだった。

続いて登場したのはミナト役の五十嵐。「Sailing!」を歌いながら、五十嵐はカツオを模したトロッコに乗って会場中をお腹いっぱいに満たしてくれた。レオ役の永塚が披露したのは「Twinkle☆Twinkle」。途中のバックダンサーに魔法をかける演出など、終始キラキラかわいらしさを振りまいていた。

そして、ユキノジョウ役の斉藤は和風衣装のダンサーとともに登場し、「百花繚乱」を紙吹雪が舞うなか、艶やかに歌い上げた。火柱が上がる演出に、連獅子、そして「師匠」の姿が垣間見えた人も多いのではないだろうかタイガ役の畠中は「Fly in the sky」を熱唱。本編で披露したプリズムジャンプのひとつ「真夏の夜のねぶたドリーム」よろしく、会場中を各キャラクターの「ねぶた」を描いたトロッコが会場を走り回る。

続いてカケル役の八代が歌う「Orange Flamingo」で幕張メッセは一気にマダガスカルへ変化していく。バックダンサーと一緒に扇子を使って舞い踊り、ステージに天然ガスは降り注がなかったが、空からは十王院財閥のお札が降ってくる演出も。

続いてはシュワルツローズのターン。ジョージのゴーストシンガー役の小林は投げキッスを会場に振りまきながら「JOKER KISS!」を熱唱。アレクサンダー役の武内はバックダンサーふたりと「survival dAnce ~no no cry more~」を響かせる。ルヰ役の蒼井は「I know Shangri-La」でファンたちを魅了し、曲終わりにシン役の寺島へエールを送る。

満を持して登場した寺島は、新曲の「ダイスキリフレイン」を熱唱。印象的なサビの振り付けや、「ダイスキ」「S・H・I・N」のコールなども完全再現。ラストサビでは、作中のプリズムショウを再現し、ほかエーデルローズ生が集結し、全員でダンスを披露した。

各ソロ曲コーナーのあとは、マイソングシリーズからTRFカバーメドレーコーナーへ。本コーナーは、それぞれ歌唱キャストがセンターステージで歌い、その他のキャストはトロッコで会場中を走り回り、自分の番になったら、トロッコがステージまで到着するという、客席のどの位置でも楽しめるという仕様になっている。

ここではそれぞれ順番に、斉藤が「寒い夜だから…」、畠中が「masquerade」、八代が「Unite! The Night!」、小林「JOY」、五十嵐が「LEGEND OF WIND」、永塚が「Love & Peace Forever」、内田が「Overnight Sensation~時代はあなたに委ねてる~」、武内が「Silver and Gold dance」、蒼井が「愛がもう少し欲しいよ」、寺島が「BRAND NEW TOMORROW」を披露。ステージのパフォーマンスももちろんだが、トロッコでの移動中のパフォーマンスも特徴的だった。八代はトロッコの手すりに腕をかけ、客席のチャンニーとチャンネーに愛想を振りまく。蒼井は扇子を片手に腰を振り、艶めかしさをアピールしていた。ちなみに、カバーコーナーの最中、会場の真後ろにはトラチとドラチが登場し、ノリノリでDJを担当していた。

最後の楽曲、「366LOVEダイアリー」ではエーデルローズ7人が再登場。歌い終わるとキャスト陣はステージを後にする。アンコールでは「ナナイロノチカイ」の歌詞がモニタに映し出され、それを受けたファンたちによるアカペラがアンコール代わり。そのままエーデルローズ7人が登場し歌唱していく。ファンたちによる歌声でステージを再開させるという、本編を思い出させるような演出で会場は大盛りあがり。ラストの楽曲は本シリーズの代表曲でもある「ドラマチックLOVE」を全キャストで披露する。最後に寺島は「22世紀でハグしましょう!」と呼びかけ、本ライブイベントは幕を下ろした。