テレビ東京の佐久間宣行プロデューサーがパーソナリティを務めたニッポン放送『佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント』が、18日から21日に4夜連続で生放送された(放送から1週間まで「radiko」タイムフリーにて聴取可能)。

この番組では、佐久間氏自身がゲストのブッキングも行い、プロデューサーの秋元康氏やお笑い芸人・東野幸治といった大物ゲストが次々登場した。

最終日となった21日の生放送直後、佐久間氏にインタビューを実施。

4日間の放送を終えての感想、特番オファーを受けることができた理由、2019年4月からスタートしている『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』などについても聞いた。

■4日間の生放送「ただただ楽しいだけでした」

  • 佐久間宣行

    佐久間宣行プロデューサー

――4日間の放送を振り返って、いかがでしょうか。

最初はすごい大変なんじゃないかなと思っていたんですけど、ただ楽しいだけでしたね、本当に。こんなに好きな人を呼んで、おしゃべりして、マジでストレス解消でした。この1週間楽しかったな~。

心配だったのは、僕は喉がそんなに強くないので、痛めたらご迷惑をかけちゃうなと、喉のケアだけはしていました。それ以外はただただ楽しいだけでしたね。

――ゲストのブッキングも佐久間さんご自身がしたとのことですが、苦労された点はございますか。

ギリギリでスケジュールが合わなくて、「出たい」と言ってくださったけど、出られなかった方はいました。みんなも喜んでくれるだろうなっていう方が何人かいたので、その人たちに出てほしかったなという気持ちはあります。でも、今回のキャストは素晴らしかったので、全然。惜しむらくは加藤(浩次)さんだけじゃないですか。

――加藤さんは初日に出演予定でしたが、インフルエンザで欠席でしたね。そして今日(21日)も、テレビとの裏かぶりで、フワちゃんが予定していた時間帯に出られませんでした(笑)。

そのおかげで、初対面の若手芸人(トンツカタン森本)と2人で。ハハハハ。でもやっぱりおもてに出る人はみなさん面白いなと思いましたね。

■ニッポン放送からのオファーに「『は?』って思いました」

――そもそものお話ですが、ニッポン放送から今回「帯番組で特番をやってほしい」とオファーを受けたときは、どう思いましたか。

ふつうに「は?」って思いました。ハハハハハ! いや、思いますよ。そりゃ。「は?」って言ったら、「マジマジ、マジですよ」って言われて。でも、普段の収録のスケジュール的には、絶対無理なんですよ。

なんですけど、「マジ歌ライブ」がある(2月13日開催)から、その翌週は暇にしてて、収録をほとんど入れてなかったんです。スタッフみんな疲れちゃうだろうから、休ませようと思って。だから、奇跡的に引き受けられちゃったという。

――でもそのぶん、佐久間さんは忙しいですよね。

そうですね。僕だけ働いてる感じですね。ハハハハ。でも本業を終えて、ニッポン放送で生放送をして10時すぎには家に帰るので、逆に健康なんですよ。お酒を飲まないから。こんな暇な週だったら、俺、飲み行っちゃうので。秋元(康)さんとは1杯、2杯飲みましたが、それ以外は飲んでないので、体調がいいんです。

――秋元さんといえば、佐久間さんを放送で大絶賛してましたね。「佐久間にミュージックソンをやってほしい」とも言ってました。

いやいやいやいや、それはどうなんだろうな~。年末の佐久間のスケジュールを舐めないでほしいなと。ハハハハハ! 年末特番を本業でつくってますからね。

■昨年4月からの『ANN0』「こんな面白い夢のかなえ方が…」

――そして、昨年4月からはレギュラーで『オールナイトニッポン0(ZERO)』水曜パーソナリティを務めてます。かなりの反響がありますが、ここまでいかがですか。

夢のようですね。夢のような11カ月です。人生でこんなおじさんになってからも、こんな面白い夢のかなえ方があるんだなって、やる気が出ました。

――来年度の4月以降も、番組が続くことを期待してもよろしいですか。

どうなるかは分からないですね。なんでかというと、他の曜日の『オールナイトニッポン0(ZERO)』を聴けるときは聴いてるんですが、全員面白いんですよ。どれが残って、どれが残らなくても、しょうがないなっていうくらい。悪い言い方ですけど、めちゃくちゃつまらないものがあったら、「なんで俺が残らないの」って思っちゃうけど(笑)。

だって他の曜日は、超人気俳優、完全に今ブレイク中のラッパーとDJ、紅白歌手、M-1チャンピオンですから。そこに普通のおじさんがいるっていう(笑)。

――今回の特番ではいろんな方がゲストに来ましたが、今後ラジオで呼びたい方はいらっしゃいますか。

まず、加藤浩次さんです。あとは仲が結構良くて、今回も「出たい」と言ってくださったけど、スケジュールが合わなかったリリー・フランキーさん。あとはちょっと緊張するから、なかなかお声がけはできないだろうけど、10代の頃にずっとラジオを聴いていた電気グルーヴさんですね。