フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、漫才師・宮川花子の闘病生活に密着した『花子と大助 ~余命宣告から夫婦の700日~ 前編』を、23日に放送する。

  • 宮川花子=フジテレビ提供

コンビ結成から41年目となった夫婦漫才コンビの宮川大助・花子。結婚後にコンビを結成し、デビュー直後から様々な漫才賞レースをものにして、漫才師としての「地位」を確立した。17年には紫綬褒章を受賞し「名誉」を手に入れ、おしどり夫婦として知られるように「幸せ」も手にした2人。全ては、44年にわたり夫婦として共に歩んできたからだ。

しかし18年3月、そんな2人を突如悲劇が襲う。妻・花子(65)が、「余命半年」という宣告を受けたのだ。腰の骨に見つかったがんは、すでに歩くことも困難なほど、花子の体を蝕んでいた。

そこで、夫・大助(70)が下した決断は、周囲にがんを隠しての放射線治療。花子ががんを患うのは実は2度目。34歳のときに胃がんになり、摘出手術の末、転移も見られず完治していた。

その後、大病と闘っていたのは、大助だった。「脳出血」「腰部脊柱管狭窄症」と2度にもわたり、命の危険と闘っていた。その間、大助の看病をし、ひとり舞台に立ち続け、宮川大助・花子を支えていたのは花子の方だった。

花子は治療開始から約10カ月、放射線治療が功を奏し、一時、がんを克服したかに思えた。しかし、今度は全身にがんが再発していたことが判明。診断は「症候性多発性骨髄腫」で、花子は再び「余命半年」の宣告を受けてしまう。

血液のがんが全身に広がり、花子は立つどころか、下半身がマヒし、足を動かすことすらできなくなってしまう。果たして、がんを克服できるのか…。夫婦で病と闘った700日を追っていく。

  • 宮川花子(左)と夫・大助=同

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