俳優の佐野勇斗と、モデルで女優の飯豊まりえが16日、都内で行われたAbemaTVのオリジナルドラマ『僕だけが17歳の世界で』(20日スタート、毎週木曜23:00~ ※全8話)の第1話先行試写イベントに登場した。

  • 佐野勇斗(左)と飯豊まりえ

上映が終了すると会場からは自然と大きな拍手が巻き起こり、その後、佐野と飯豊がステージに登壇すると、会場に集まった約450名の観客からさらに大きな拍手と歓声が巻き起こった。

連ドラ初主演となる佐野は「座長(主演)として頑張ろう!引っ張っていこうという感じではなく、まずは自分のことを頑張ろう、明るくやろうと思っている」とコメント。一方の飯豊は「(第1話を)3回見ました! 大人が見て恥ずかしくなることもなく、17歳にとっては憧れるしすごく繊細なドラマだと思いました。ファンタジーっていいですよ! 胸キュンがあるのもいいし、“限られた時間”という設定も良いです」と胸を張った。

佐野も「自分の作品をいつもは客観的に見れないんですけど、今回は見れました。1話の最後の芽衣ちゃん(飯豊)のシーンいいよね。あの時の表情みて、こういう顔か!やるやん!(笑)って。思いました」と話すと、飯豊は「そのシーン、実は最初は涙が出なくて、撮り直したんです。クランクイン3日目くらいだったので気持ちがまだ持って行けてなくて、撮り直しさせてもらってワンテイクで撮りました」と撮影の裏側を明かした。

役を演じる上で意識したことを聞かれ、佐野が「17歳感ですかね。高校生の役を頂くことはあるけど、今回は僕だけが17歳で周りみんな大人になっちゃうので。撮影時によく『17歳の設定だよー』と監督から言われました」と話すと、飯豊は「カッコよくなっちゃうんですよ! 普通にやっちゃうとカッコよく見えちゃうからって言われてました(笑)」と暴露。

それを受け、佐野は「“カッコよく見える”じゃなくて、大人っぽく見えるほうのカッコいいだと思います(笑)。シリアスなシーンとかだとやっぱりカッコよくなっちゃうみたいで…」と話し、会場は大いに盛り上がった。

1話の中でお気に入りのシーンを聞かれると、佐野が「高校時代の5人のシーンって多いわけじゃないのですが、公園でみんなで食べたり諏訪湖を見下ろす場所で写真撮るシーンは楽しかった」と話すと、飯豊は「あの時、佐野さんが結木滉星さんの手をめっちゃ叩いてて、あれ、アドリブだよね? 手が真っ赤になっていたよね(笑)」と疑い、20日の初回配信時に確認してほしいとアピール。

佐野は、「今好きな人がいる人?」という質問に手が挙がらない観客に向けて、「みんな恋はしていますか? 明日何があるか分からないから今を生きるんだ。今大切な人がいるならすぐ思いを伝えよう!」と呼びかけ、飯豊は「気持ちを伝えたらどう思われるかな?とか思うと思うけど、答えは相手が教えてくれるから、2回伝えるのがいいんじゃないかな! 自分が伝えないと相手がどう思ってるか分からないからね!」とエールを送った。

最後に、佐野からは「今回の作品は恋愛ドラマですが、回を追うごとにまた違った人間ドラマが見られると思いますし、悲しいことを乗り越えて前向きに進む気持ちになるドラマになっているので、ぜひ周りの人に広めてほしいです!」と強調。飯豊は「このドラマをみて心が晴れたらいいなと思うし、大切な人を思って見てほしいです。ドラマ離れと言われているこの時代に、こうやって作品を皆さんにお届けできうれしいです!」と締めくくった。