1月30日~2月12日に東京・初台の新国立劇場で公演される舞台『飛龍伝2020』の公開稽古が29日、同所で行われ、欅坂46の菅井友香、味方良介、お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が出席した。

舞台『飛龍伝2020』の公開稽古を行った味方良介、菅井友香、石田明(左から)

舞台『飛龍伝2020』の公開稽古を行った味方良介、菅井友香、石田明(左から)

2010年7月10日に死去した演劇界の風雲児、つかこうへい氏の代表作でもある『飛龍伝』。これまで同舞台のヒロインでもある神林美智子には、初代の富田靖子をはじめ、名立たる女優が演じてきたが、第8代目には欅坂46の菅井友香が演じることに。全共闘運動が全盛だった1960年代から1970年代を時代背景に、全共闘40万人を束ねる委員長にまつりあげられてしまった神林美智子の姿を描く。

菅井は「歴代の女優さんもそうですし偉大なつかこうへいさんの作品を亡くなられ10年というタイミンで挑戦させていただくことを誇りに思っています。つかさんが伝えたかったことを舞台を通して伝えられるように精いっぱい頑張りたいなと思っています」と意欲。石田は菅井について「成長がすごいんですよ。正直最初はどうなるのかと思いました。声が最初はモスキートーンだったんですけど、今は飛行機が通ったんか? というぐらい出るようになったし感情の振れ幅が広がってきました。公演が始まったらさらに良くなりますよ」と絶賛した。

菅井がキャプテンを務める欅坂46は、先日中心メンバーの平手友梨奈が出演したラジオで脱退を宣言。さらに織田奈那と鈴本美愉が卒業、佐藤詩織が休業を発表した。それにも触れた菅井は「グループでやっていく限りどうしても卒業やお別れはあるものだと思っています。それが今回一気に発表されたので、ファンの方には申し訳ない気持ちでいっぱいなんですが、ここから変化の年でもあると思うので、それを機に新たな姿をどんどんお見せしていきたいです」と前向きで、「旅立っていくみんなのことはずっと応援しつつ、私たちもファンの方を心配させないように色んなことに貪欲に挑戦したいと思います」と決意新たに。さらに「卒業と脱退の違いは?」と聞かれると、「本人の気持ちなのかなと思いますね」と回答した。

ほか、同じ事務所の先輩である雨上がり決死隊の宮迫博之がYou Tubeで復帰することについて石田は「頑張ってください! もうね、ここだけオンエアされたら終わります。マジで勘弁してください! お願いします」と笑いを誘っていた。舞台『飛龍伝2020』は、1月30日~2月12日に東京・初台の新国立劇場 中劇場、2月22~24日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールでそれぞれ公演される。