ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』。25日(19:54~)は、新型コロナウイルスとイランとアメリカの関係悪化について解説した。

  • 池上彰 -テレビ朝日提供

同局の丹羽敦子プロデューサーは「番組宛にも『新型ウイルスについて池上さんに解説してほしい』というメールをたくさん頂いていまして。そして『今、ぜひみなさんに詳しく知ってほしい!』という池上さんの声もあり、最初はイランだけと思っていたんですが、この2ネタとなりました」と明かす。

「池上さんは日ごろから『正しく知って正しく恐れる』ということをよくおっしゃっています。むやみやたらに怖がるのではなく、正しく知ることでしっかりとした対策、対応を取ってほしいということですね」といい、「基本的にはインフルエンザ対策と同じなんですけど、手洗いにうがい、咳エチケットなど、ぜひ実践していただきたいと思います」と呼びかけた。

また、「今回は番組が『いつもよりも短い』と感じられた方が多かったのではないでしょうか。この番組は毎週土曜日の1時間番組(19:54~20:54)なんですが…実はこのところ、ずーっと2時間SPだったんです。今回およそ3年ぶりのレギュラー放送です! 制作してる私たちもなんか久しぶりすぎて不慣れで」と苦笑い。

そして「収録の時から池上さんも『あっという間に終わったね! なんかしゃべり足りないなぁ』っておっしゃっていて、いつも出ていただいているゲストの方もあまりにすぐ終わったので、しばらく席を立たずにそのままずっと池上さんに質問してる、みたいな感じでした(笑)」と振り返った。

今回の放送でメインで取り上げたイランとアメリカの関係について、丹羽Pは「とにかくニュースを普段見ない、イランの場所も知らない、詳しくない人にもわかるように解説しよう! という池上さんの裏テーマが今回はありまして。本当に基礎の基礎から解説していただきました」と説明。「イランとアメリカ、そしてサウジアラビアあたりの関係を知っていると、このあたりのニュースはかなり理解できるようになるので、『今回は気合を入れて解説する』と池上さん、意気込んでました」とのことだ。

その上で、「でも、基礎の基礎、簡単な話から始まっていますけど、結果『12イマーム派』なんて専門家しか知らないような言葉もしっかり解説いただいたので、ニュースに詳しい方も結果ご満足いただけたんではないかと思っています」と手応えを語っている。

次回(2月1日19:54~)では、国会が年に何日間くらい開かれているのか、本会議と委員会の違いなど、連日ニュースになっている「国会」について解説していく予定だ。