NECパーソナルコンピュータは1月21日、小学生の子どもがいる保護者を対象とした「プログラミング学習とパソコン使用実態に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2019年12月18~20日、有効回答は8,626人(子ども1万669人)。

子どもに習わせたいもの、「プログラミング」は7位

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プログラミング学習への意向を調べると、44.0%が「子どもにプログラミングを学ばせたい」という意向があり、「学ばせたいと思わない」の12.6%を31.4ポイント上回った。

現在、子どもが習っているものは、1位「水泳」(25.7%)、2位「学習塾」(18.7%)、3位「ピアノ」(16.7%)となり、「プログラミング」(1.9%)は14位だった。

一方、子どもに習わせたいものは、1位「英語・英会話」(32.0%)、2位「水泳」(29.4%)、3位「学習塾」(26.6%)と続き、7位に「プログラミング」(11.4%)が入った。プログラミングは、子供に人気の「サッカー」(8位)や中学校の必修科目「ダンス」(10位)より上位にランクインし、同調査では「プログラミング教育必修化を前に、『プログラミングを習わせたい』という保護者の意欲が高まっていると考えられる」と推測している。

子どもがパソコンを使うことについては、68.4%が「必要性を感じる」と回答。パソコンを持たせ始めた時期は、小学校入学や高学年になるタイミングが多かった。

子どもにパソコンを持たせたことによる学習への効果を問うと、51.8%が「好奇心旺盛になった」と回答。学習への効果は、使っているパソコンが"子ども専用"か"家族で共用"かで違いがみられた。全体的に"子ども専用"のパソコンを使用している方が効果は高く、特に「自分から進んで勉強するようになった」割合は、"子ども専用"は41.5%、"家族で共用"は18.5%と、20ポイントの差がついた。