俳優の高橋克典が主演するテレビ朝日系ドラマスペシャル『庶務行員・多加賀主水4』の第4弾が、2月16日(21:00~23:05)に放送される。

  • 左から高橋克典、夏菜 -テレビ朝日提供

ロビーで困っている客に対応したり、ATMの使い方を案内したりする、銀行の“雑用係”=庶務行員である多加賀主水(高橋)が巨悪に斬り込むミステリーの第4弾。

本作では、主水がいきなり警察から任意同行を求められるシーンから幕を開ける。主水のトレードマークでもある“狐の面”をつけた放火魔が出現し、町の嫌われ者たちの自宅に次々と火が放たれる事件が発生したという。放火犯の正体、その背後にうごめいていた黒い策略とは。主水が衝撃の真相を暴き、街の人々の心とお金を救う。

「毎回、ゼロからスタートする気持ちで、『次回はもっと面白いものを…』と試行錯誤しながら続けてきました」という高橋は、今作について「『また、この作品に臨むことができる』『今度はもっとしっかり作品作りをするぞ』という思いがわいて、うれしかったですね」と告白。

「本作では、2時間ドラマファンのみなさんが愛してくださるようなキャラクターをより意識しました。ちょっと“おじさん”っぽく演じてみようと思い(笑)、スーツの色をグレーにしたり、髪の毛もおろしたり…。今回、ようやく多加賀主水というキャラクターを完成させることができたと思っています」と自信をのぞかせる。

また、「僕がテレビ朝日系で主演させていただいた『広域警察』(10~17年)という2時間ドラマは全9作でしたので、この『庶務行員・多加賀主水』シリーズはなんとか10本まで続けていきたいですね!」と意気込んだ。

第1弾から女性行員・生野香織を演じてきた夏菜も「こんなに長期にわたってひとつの役を演じるのは初めて。貴重な体験なので素直にうれしいです」と喜ぶ。キャバクラ店に潜入捜査するというシーンも登場するが、そのロケ先は奇しくも、夏菜のドラマデビュー作『ガチバカ!』(06年、TBS)で高橋と初共演を果たした店だ。

「いちばん最初に克典さんと学園ドラマでご一緒したとき、私の役柄が高校生でありながらキャバクラでアルバイトをして先生に見つかるという設定だったんです。今回のロケ先が当時と同じお店だったこともあり、思い出が鮮明によみがえりました。まさに“運命”ですね!」とエピソードを語っている。